しかしリッカルドがやってきたのは、
先に述べた例のこと…
ただひとことだけ、
「愛しています」
とだけ、
それだけ言ってくれればいい、
それだけ聞かせてくれればいい、
ということでした。
アメリアもようやくわかったんでしょうね…。
「何だ、薬草ジュースを飲むことを止められるわけではないのだ」と。
このまま一緒に逃げてくれとか、一生このまま離れないでくれとか言われるわけではないことがわかった…、
なので
「ebben…
si… t'amo 」
っつーことになります。
んま、言うだけなら…(本当のことだし…)ってわけですな。
リッカルドは喜び大爆発♪!
「オレのことが好きか~!」
「オレのことが好きか~!」
と何度も絶叫…
よかったよね(^^;)。
さてその意味でアメリアはリッカルドを信用しています、
現に「このお方は私の名誉を護ってくれるひと…」と歌っていますね。
だからその後、
もしレナートが来てなかったらどうなってたか?なんて邪推する人は多いですが、
多分、ふたり仲良く薬草ジュース飲んで、恋心を忘れようとしたかな。
おそらく潔くそうしたと思いますよ、
多分(^^;)。
ちなみにアメリアはたった二度しか「愛しています」と言ってくれていません…
でもリッカルドはそれで良し、とするはずだったんだよ、
大人だなぁ…
(そうでもないか?()
しかしこのリッカルド君は無骨というか勇敢というか何かと雑な性格で、
最初からレナートの言うことも聞かずに占い師宅へ行こうと言ったり、王様のくせに簡単に「名誉の戦死なら本望だ」と言ったりと全然慎重ではないですね。
なのでこんな大事な大事な、超内密な、絶対に知られちゃいけない話をしに行くのに、
いとも簡単に政敵サムエルとトムに後を付けられてしまうという痛恨の大失敗をおかしてしまうのである。
結局ラストでレナートに刺されて、
流れ出ていく血と朦朧としてくる意識を表現したアルペジオをオーケストラが聴かせる中で、
「あぁ占い… 当たっちまったなぁ…」
って苦笑しながら死んでいくんですなぁ…
なんかね、
自分はリッカルド、男らしく感じて好きになりましたねぇ~。
さてさて…
どのくらいこのリッカルド味を
町田で再現できるやら…(^^;)?
う~ん、
難しんじゃね、これ、
結構…(u_u;)。