制度の狭間のために、地域生活支援事業(地域活動支援センター)の利用登録ができない方から
イラスト入りの年賀状が届きました
いつもながら
素晴らしい才能です
「地域活動支援センターのびのび」には
他にもいろんな力を持っている人たちがいます。
不登校だったとしても
引きこもり傾向であっても
「意味のない人」などいないのです。
もし、本人がそう思ってしまっているとしたら
それは、周囲の人の評価によるものかもしれません。
80点の答案を見て
「頑張ったね」
と言うのか
「あと20点なのに、なんでこんなに間違うのよ勉強しなさい」
と言うのか・・
どちらが、その後の意欲に繋がると思われますか?
80点という事実は同じでも、周囲の評価によって
その子の自尊心が伸びるのか?潰されるのか?
人生は、学校の成績だけで決まるものではありません。
親や周囲の押し付けではない
本人が「好き」で「自主的に」やれる事を見つけ
一緒に楽しむくらいの余裕があれば
彼らは、もっともっと多くの力を発揮してくれるはずです
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1/15(月)
市内で子供の居場所「たまりんば」などの活動をされている子どもパートナーズHUGっこさん。
月に一度、子供たちに持ち帰ってもらうお米などの仕分け作業のボランティアをしています。
今回は、初めて精米作業をお手伝いした人もいました
何度かお会いしている担当の方ではありますが、初めて二人きりで車に乗って
精米機に行って、重いお米の袋を運んでくれました
自分なりの、いろんな決め事のある利用者さんですが
少しずつ、共同作業をすることに慣れてきておられます。
1/17(水)
今週のチラシは5種類でした。
回数を重ねるごとに、職員からの指示が減っているようで
自主的に作業ができてるみたいで嬉しいですね
この間に、保護者の方と相談する時間も持てるようになりました。
そして
作業の後のブレイキングタイム。
ババ抜きやりました
同年代でも、いきなり「おしゃべりしよう!」なんて言っても
無理ですよね
ババ抜きって
お互いの顔を見ながら
付かず離れずの距離感(心理的にも‥)。
面白いゲームだと思います。
最初にジョーカーを持っていた子。
何とか次の子に渡そうと、場所を変えたり工夫していたんだけど
次の子がなかなか引いてくれない
みんな、だんだんと
「誰が持ってるの~」とハラハラしながら
お互いを見ていて
最後に、ジョーカーではないカードを引いた子が
「やったー!」と言った瞬間の
みんなの弾けるような笑顔が印象的でした
そして
何と、一度もジョーカーは移動してなかったんです
次の子は、偶然にも上手にジョーカーを避けてカードを引いていたんですね
これも才能と言えるのかもしれません
1/18、1/19
今週も雨雲と競争しながらのポスティングになりました。
ポスティング希望の方が増えてきたし
水曜日の作業も
参加者が増えれば、一人分の作業量が減るので
ポスティングのやり方も
改善が必要だと思っています。
今の時期はバザーなどもないので
自主作品を作っても在庫が増えるし・・
彼らが無理なく継続できるような作業があれば
教えていただきたいです
そして
1/19(金)
不登校~17歳までの引きこもりの人とご家族のイベントを企画していましたが
準備不足もあり、新規の参加者はおられませんでした。
その代わり
最近、アウトリーチ支援による孤立防止事業で対応している人のお話を
じっくり伺うことができました。
明るくてとても気立ての良い若い子です。
でも心の中は孤独でいっぱいでしょう。
のびのびに来ることで
少しずつでも「今のままで十分頑張っているんだ」って
自分を褒めていけたら良いなと思います。
利用者さんがいなくて、一人で遊んでいる日もあった息子は
彼がいてくれて、とっても楽しそうです。
実年齢は、ずいぶん年上なんだけど
逆転している兄弟みたいです
周囲の大きすぎる期待は
彼らの本来の力を潰すこともあります。
彼らの「ありのまま」を
”これで良し”と思える力量を
我々周囲の人たちが持てたら
彼らは、のびのびと
次のステップを目指していけるのかもしれません。