夙夜夢寐⑰(智翔免許取得への道) | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

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ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。








あの時……

僕は、何故受け入れちゃたんだろ。


翔の僕に向ける愛を……ただ信じてれば

僕が、もっと愛される事に自信を持ってれば、心を乗っ取られたりしなかったのに……。


翔が好きなのは、僕だもん。

どんなに魅力的な人が現れたとしても、翔が愛してくれるのは僕だけなんだから……

冷静に考えたら分かるのに……


あの時……凄く不安になったんだ。






***************





翔の講習を、外から眺める。

最初は、僕の方をチラチラ見てたけど、授業が進むにつれて、集中しだす翔。

紫鬼教官の授業を熱心に聞いて、質問して…
問題を解いて………

正解して……褒めて貰ったのかな?

ノノ`∀´ b   (Good!!)
                                     (#. .#)(照)

Goodサインをして、ウインクした教官に、少し頬を赤らめた翔。

マンツーマン授業だから、距離も近くて…

机を挟んで向かい合って座って、テキストを読んだりしてた。


少し……離れてくれないかな……。

そんな息が、かかる距離で…(⑉・̆н・̆⑉)むぅ…


そういえば……紫鬼さん凄く良い香りをさせてたよね…。
なんていうか…大人な香り?

仕草も………絵になるっていうか……。

確か……鬼さん達はアイドルだったよね?

やっぱり、人を惹き付けるオーラみたいなのって年中発動してるのかな?


その時、紫鬼さんがこっちを向いて…

パチんとウインク   (^_-)*°♡

                                ┣¨キ ッΣ(°꒫°๑=͟͟͞)➳

びっくりした……。
確か…魅力的な人だなぁ……鬼だけど。

セクシーな雰囲気っていうんだよね?
大人の色気?ダンディズム??

紫鬼さん、ジュン兄に似てるなぁって思ってたけど……。 
ジュン兄より少し歳上っぽいからかな?

凄く……余裕な大人の雰囲気………


翔も……何か…ちょっと…惹かれてない?

紫鬼さんから、目を離さなくなってない?

さっきから、ずーーーーーと目を逸らさず見つめてるし……。
真剣に授業受けてるだけ…


頭を、(。-ω-ヾ(∀`。)ポンッってされて…
顔赤らめてるし………。
智とのドライブKissを妄想したのを、紫鬼に見抜かれて、からかわれただけ…



その時に一瞬……僕の方見て目が合ったのに逸らしたし(*≖н≖​)💢
ドライブKissの後…車内チョメチョメ♡♡を妄想してたから、気まずくなっただけ……



紫鬼さんが、髪をかきあげて少し微笑んだ


(◦ >﹏<。)うわっ💦💦
やっぱりイケメンさんだ💦💦
翔に、その顔見せないで〜💦💦💦



その時、僕の後ろから…………

【(≧∇≦)♪♬キャーー♪♬o(>∀<*)o♪】


数名の黄色い声が……………∑(๑ºдº๑)oh....!


振り向くと、そこには………
お姉さん?おばさん?風な妖怪さんや、鬼さんが硝子の向こうの紫鬼さんに手を振ってた。


やっぱり……人気者なんだぁ。

隣に座ってた緑鬼さんも、サインを頼まれてて握手したりしてた。


これが、アイドルさんってやつなんだ。
確かに……全体的にキラキラしてるもんね…

青鬼さんや黄鬼さんは、普段キラキラ隠してるのかな?
紫鬼さんみたいには思わなかった。

きっと、こんな騒ぎになるからオーラ隠してるんだろうなぁ……。



段々と人?が集まって来て
ザワザワと騒がしくなってきた。

と思った時に紫鬼さんが……


下三角(おい、お前ら静かにしてくれる?
後で、相手してやるから向こうで静かに待ってな!!)


【後で、写真撮って貰えますか?】


下三角(賢く待ってたらな。さっ早く行け。
邪魔なの、お前らは……ほんとに(”`Д´”))


【o(>∀<*)oキャー♪やったわぁー♪】

【紫様カッコイー♪怒られちゃった♪】


怒られたのに、何か喜んでる……不思議。



(・д・。)ポカーンとその様子を見てると、

僕の手元辺りから、小さい声だけど同じ様な黄色い声が聴こえてきた。


【(●≧∀)キャッーー!

あはっ♡♡かっこいいわぁ♪♪
やっぱり、紫鬼さまに決まりね♪♪
絶対に、極上の味だと思うわ♪♪】



じ〜と見てると………



【あらっ?アタシが見えるのかしら?
ボクちゃん見えてます?】


「ボクちゃんって、僕の事?
見えてるよ。君も紫鬼さんのFUNなの?」


【FUN……?まぁ、そうねぇ〜。
あらっ?ボクちゃん綺麗な顔してるのね。
貴方も、紫鬼さまの事ずっと見てたけど、興味が有るのかしら?】


「興味………?うーん……
僕には無い魅力が有るなって……。
あんな風には、僕はなれないだろうなって。」


【憧れって事?いえ、違うわね……
彼処に座ってる彼を、紫鬼に取られたらって思ったのね……。】


「翔は、紫鬼さんを好きになったりしないもん。翔が好きなのは、僕だし……。」


【そうねぇ〜。でも見て……楽しそうよ。
あんなに仲睦まじく………
あっ!手を握ったわよ、ほらっ見てみなさい】


「て……手なんて握ってないよ!!
嘘つき!!」


【いいえ……。しっかり見なさい。
貴方の大好きな彼は、紫鬼さまの方しか見ていない。あんなに嬉しそうに。
きっと、子供のボクちゃんより、大人の色気のある男の方が彼の好みなのかも知れないわ】


「・・・・・・。僕だって、大人になれるもん。そうしたら、翔がドキッとするような大人の色気みたいなの出せるようになるし…」



【ꉂ(*°ฅ°*)クスクス。それは、いつ??
今、心変わりさせるかもよ?
貴方が大人になるのを待つと思う?
今、目の前に理想の相手が居るのに?】



「翔の理想の相手………。
それは、あの人なの?僕では無くて?」


【そうよ……。さぁ、どうする?】


「そんなの嫌だ!!僕…大人になりたい。
どうすれば良いのかな?」


【アタシが、手取り足取り大人の色気って奴を、教えてあげるわ♡♡
だから、アタシのお願いも聞いて?】


「教えてくれるの?お願いって何??」


【私……実態が無いのよ。身体が欲しいの。
紫鬼さまに、触れたいのよ。交わりたいの。
貴方の身体を貸してちょうだい。】


「交わるって……/////僕の身体を使って?
ヤダよ!!僕の身体は貸せない!」


【あらっ残念ねぇ……。
なら、あちらのボクちゃんにしようかしら。
彼なら、紫鬼さまに惹かれてるようですし、交わるのも了承してくれるかも…♡♡】


「翔の身体も駄目だからね!!
それに、翔は惹かれてなんか無いから!」


【ボクちゃん……先の未来を見せてあげる。
目を閉じなさい。これは次の授業よ……】


僕の目の前に浮かんだ、小さい妖。
僕の額を触って……ブツブツ呪文を唱えた



頭の中に映像が流れ出て来た…


今、翔が居る  同じ教室……


でも………教室の中では、まるで恋人同士の様に、触れ合う2人の姿。

翔が、甘えた表情を紫鬼さんに見せて…
自分から抱きついて……Kissを強請ってる…

服のボタンを外されて……

机の上に寝かされて……翔が甘い声をあげた




やだあ!!見たくない!



【さぁ、これは事実よ……受け入れなさい

これは、近い未来の出来事よ…。

今なら変えれるわ……貴方が紫鬼から翔を奪い返せるように、淫靡な魅力を身に付けなさい。】



「・・・・・・・翔。」


【私に身体を委ねなさい。
私は、サキュバス。その手のプロよ。
大人の魅力って奴を、身を持って教えてあげる

手遅れになる前に、変わらなきゃ。
さぁ、貴方の中に入れて………】



「変われたら、翔は……紫鬼さんに惹かれない?僕だけを見てくれる?」



【もちろんよ。アタシが入った、ボクちゃんは最高に素敵な大人になれる。
きっと……翔も貴方の魅力の虜になるわ。】



「分かった……翔は渡さない……」


ニヤッと笑って、僕の口から、サキュバスは入った……。


僕の頭の中で………


【貴方の身体   頂くわね………】



そう言って……声が聴こえなくなった……。







「さと……智!終わったよ。」


翔が、授業が終わって声を掛けるその時まで、僕は、眠っていたような感じ。


でも、僕のスケッチブックには、沢山の絵が描かれてて…。

翔と紫鬼さんの  親密な光景も描いてた。



緑鬼さんに、さっきの事を聞く。

あんなに話してたのに、緑鬼さんが話に入ってこなかったのが不思議に思えた。

ボディーガードって言ってし。



「緑鬼さん……僕がさっきまで話してた妖さんは、どんな者ですか?」


ダイヤグリーン(話してた?大野君、誰かと話してた?
ずっとずーっと集中して絵を描いてたよ?
もう、一心不乱って感じ。
何度か声かけたけど、全然返事返って来なかったら邪魔しちゃ悪いなって思って…)



「僕…喋ってませんでしたか?」



ダイヤグリーン(誰とも喋って無いよ??誰も俺達に話しかけて来てないし。)




どういう事??



「あの……サキュバスって知ってます?」



ダイヤグリーン(サキュバス?うん。淫魔だよね。
幻覚や幻聴を見せて心を惑わして、身体を乗っ取る悪魔だよ。)


「・・・・・・。乗っ取る……」




「智、大丈夫か?」


「はっΣ(・∀・Ⅲ)だ、大丈夫だよ。
次は、取材だよね?行こっ!楽しみ♪」



僕………変な嫉妬したから、悪魔に身体を乗っ取られたかも知れない。

あっ、でも僕の夢だったかも💦💦


翔のしても無い浮気を疑って……
悪魔に身体を乗っ取られたなんて、恥ずかしくて言えない💦💦💦

何とかしなきゃ!!



【ふふっ……抵抗しても無理よ。
貴方の身体を使って目的果たさせて貰うわ。

妬み、嫉妬の感情を爆発させなさい。
自分を嫌いになるぐらにね。
そして……自ら彼から離れるの……
貴方は、紫鬼さまの所に行って交わって貰わなきゃ行けないんだからね。
立派な淫魔に成長して貰わなきゃ♡
これから楽しみだわ♡♡】





淫魔……なりたくない!!

やだ!!大人に何か……ならない!!


僕は、翔以外とは、触れ合いたくない!!
交わるなんて絶対に嫌だぁー!!