50年前のピアノを
42年ぶりに調律してもらいました。




ごきげんよう!!★ゆるゆるです(^^)v




明らかに全部の音が
半音も下がっているピアノ。




一体、調律はいくらかかるのか?
42年前は子どもだったので
そんなこと知る由もありません。



親はピアノを弾かないため
販売店のすすめるままだったことでしょう。



で、私がピアノをやめたいと言ったから
もう調律は必要ないと
思ったのではないでしょうか。
誰も弾かないから。




ピアノを習ってた私でさえ
メンテナンスの話など
1度も聞いたことがありません。




実はピアノの内部の仕組みも
全然知りませんでした。



たまたまこの間中古で買った
ピアノ雑誌の記事で
グランドピアノと
アップライトピアノとでは
音を出す仕組みが違うことを
知りました。




全く関心もなかったんですよね。





何も知識がないから
調律をするってだけで
怖くてしょうがない。



一体、いくらかかるのか?



そんなときに
生協のチラシで
ピアノ調律を見つけます。



なんとなんと
何十年放置したピアノでも
一律料金、10,000円プラス税
ということでした。



こちらでお付き合いのある
楽器店もありませんし
即決です。



ただし
故障の修理は別料金とのこと。
調律前に提案してくださる
ということでした。




友達がちょっと前に
生協さんで調律してもらってて
提案された部品交換が
3万円と聞いてました。

その子は今は交換不要と
判断したそうですが


うちのピアノは
どうなんだろう。



毎日弾き続けたいと思ってる私は
ある程度の覚悟を持って
その日を迎えました(笑)
お札を握りしめて札束





まず、どういう状態で
今まで放置していたかを
話しました。



15年ほど前に
実家からはるばる運ばれ
クレーンで釣り上げ
ベランダから入れたピアノ。



そのときに調律しなかったことを
ちょっと驚かれたようです。

だって知らんし〜。
実家を取り壊すから運んだだけで
弾くつもりも全くなかったし。
という認識が間違ってるのですがね。




で、ピアノのフタを開ける前に
まず言われたこと

寒い地方で暖房ガンガンのところでは
乾燥で内部がすでに
ダメになってる可能性もあります。



実家は乾燥より湿気なので
それはないとは思ったのですが


すでにダメになっている
という表現に驚きました。



なんとなく私、ピアノって
永久に使えると思ってた節が
ありました。
ホント無知です。



どうにもならない状況って!!
一応、今、毎日弾いてるから
それはないよなと
自分に言い聞かせてました。




で、次にポロポロンと
鍵盤を弾かれました。
おぉ!!
うちの家族、誰一人弾かないので
ピアノから離れた位置で
聴く音は新鮮でした。



そして、調律師さんの一言。
スカスカですね。
全部がスカスカです。



何のことか
さっぱりわかりません。



コレ以外で
最近弾いたピアノは
全部グランドピアノだったので
比べようがないと思ってました。





そしてフタを開け
前の板を外します。
えー?そんな簡単に外れるの?
初めて外すところを見ました。

組んであるだけですからね。
と調律師さん。


自分の楽器なのに
何も知らないんだなぁ。
ピアノって不思議な楽器
と思ってしまいました。



コチラが直して欲しいところや
気になってることを聞かれました。






弱音ペダルがバカになってて
フェルトが上がらないこと。
そのまま最近毎日弾いてたら
そのフェルトに穴が空いたこと。



ダンパーペダルを踏むたび
ギシギシ鳴ること。



全体的に半音下がってること。



それぐらいでした。



フェルトを交換すると
3,000円だそうですが
穴のところに
ハンマーが当たらないように
調整してもらい
お金はかかりませんでした。



ペダルのギシギシ音は
金属疲労だから仕方がないそうです。
直すことは出来ないけれど
音を鳴りにくくする調整は
してくださいました。






調律師さん全体的にご覧になって
気になるところと金額を提示されました。


まず弱音ペダル。
下がったまま、
10年以上放置していたので
そのまま錆びてしまい
フェルトを上げることも下げることも
出来なくなってることの修理。
税込2,200円。


音がスカスカの修理。
税込3,300円。


そしてピアノ用乾燥剤を
入れるかどうか。
2袋3,300円。



ピアノの内部に2袋の乾燥剤が
入ってました。
茶色く変色しているそれに
入れた年月日が記入されてました。
昭和46年
って、購入したときのままじゃ
あーりませんか。


じゃあ、なくてもいいかとも思いましたが
うち湿気が多いので
入れてもらうことにしました。
自分で買って入れるのも
ドキドキしてしまうし。
ただ置くだけなんですけどね。


ネットでは乾燥剤は賛否両論でした。
調律師さんのお小遣い稼ぎとか。
それはそれでいいか。


ピアノを置く部屋の環境を
整えることのほうが
重要みたいですね。

床暖房はよくないという話も
書いてありました。
知らんかった。

木なので乾燥に弱いんですね。






さて、謎だったスカスカの話。


鍵盤を押すと
ハンマーが弦を叩いて
音が鳴るのですが

鍵盤とハンマーの間には
ハンマーを動かすための
複雑な仕組みがあるのです。

鍵盤の動きを
ハンマーに伝えるための部品に
隙間ができてしまってるために
動きが連動してなかったのです。
と言われても
そのときは鍵盤押しても
ハンマー動いてないな
とは思うものの
それが何を意味するか
ピンとは来ませんでした。


だって、それが当たり前だと思って
毎日弾いてたから。




それらを全部直してもらうよう
お願いしました。
だって2万円にも満たない。
ほっとしました。

たぶんね、ほかにもいろいろと
あるとは思うんです。でも
一律料金の調律を頼む人ですから
最小限の提案だったんじゃないですか。




調律始める前に
恐ろしいことを言われましたよ。


長年放置して弦が緩んでいるのを
締め上げるワケです。
弦が切れる可能性がありますですと!!


ギターの弦は切れても
ピアノの弦は切れないと
思い込んでいた私。



ガクブルです。
わかりましたと言わなきゃ
調律が始まらないし
んなこと言っても
大丈夫でしょと信じ
お願いしました。



2時間半
ずーっと後ろから眺めてました爆笑
鍵盤を全部外して
ピアノの上に並べたのには
驚きました。
鍵盤の下をお掃除するためです。


背後から、こっそり撮った。




弦は切れることなく
無事、調律終了。



次回は半年後に
調律してくださいと言われました。


納得です。
長年放置していたから
締めても、すぐ緩むのです。


この日も
一旦調律したあと
2回目されてましたが
合わせたばかりなのに
もう緩んでましたから
仕方のないことです。




今後は定期的にやってもらおう。



札束お札2枚でお釣りをもらった
ドキドキな調律でした。


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