木曜日は初めての授業だった。
「リズム」
最初の授業は研究室長が
全国を回って指導されるそう。
男性で63歳だったかな。
 
 
2人1組で向かい合って立つ。
テニスボールを1個ずつ持ち
一定のリズムで相手と受け渡しする。
先生の合図があったら
1拍の中で2回受け渡しする。
別の合図があったら
2拍で1回の受け渡しをする。
 
それを先生が弾く美しく楽しい
ジャズの曲にのせてやる。
 
もうそれだけで私の心は
ウッキウキ、楽しくてしょうがない。
 
 
先生のテンポが遅くなったり
速くなったり、それに合わせて
ボールをやりとりする。
 
 
あまりの速さについていけず
落としてしまった!
それですら面白く楽しい。
 
鳴り続ける音楽に合わせて
また始めようとするが
すぐはタイミングが合わない。
かけ声をかけて
やっとスタート。
今度は続けるぞ~
という気持ちになる。
 
 
くっっっっっそ面白い(^O^)
 
 
 
 
ここで先生の解説が入る。
ボールを落とした。
相手は待っている。
もう一度やれる。
相手のことを考える。
これが思いやりにつながる。
 
なるほど~
 
それを楽しく体験できる。
 
また、先生の合図には意味があるから
集中して聞こうとする。
何の合図か考える。
そして判断して
行動する。
出来た!と確認する。
これが脳と身体の動き。
 
 
これらを意識化することで
考えと行動のギャップを埋めていく。
即時反応という。
例えば車の運転とか料理とかがそう。
 
 
これが速さを作るという課題だった。
 
 
 
他には動きの原則
それを感じ取るための歩き方や
リズムの打ち方を教わる。
 
それも先生の上手なピアノに合わせてだから
嬉しくてしょうがない。
 
4色のカードを一定のテンポで叩く。
先生が色の名前を言ったら
その色のカードは叩かない。
これでリズムが生まれる。
 
今度は2人1組向かい合って
4色のカードを一定のテンポで叩く。
先生の合図があった色を
叩く人と叩かない人に分担しスタート。
 
テンポはずっといっしょなので
鳴ってる音はずっと一定なのに
何だろう?
このパート分けによって
生まれる合奏感。
 
一人で高揚感、充実感、幸福感に
浸ってしまった。
他の人はどうかわからないが
とにかく私の興奮は止まらない(≧∀≦)
 
 
 
 
ただ脳みそも身体もフル回転なので
長年、自動運転してきた
脳みそと身体にはキツい。
これは老化防止にも効力発揮するわー。
 
 
頭で一生懸命考えている自分に気付く。
行動がなかなか伴わない。
 
 
 
 
 
最後に2拍子の基礎リズム
というものを習った。
8パターンあって
順序も決まっているので
覚えるようにと。
 
そしてリズム唱と言って
音符の長さごとに決められた
歌い方で歌う。
4種類ある。
もちろん覚える。
 
 
で、この8パターンのリズムを
順番通り叩きながら
リズム唱できるようにすること!
 
と言われたので
わー、家で覚えなきゃと思ってた。
 
 
そしたら2人1組で向かい合って
2本のスティックを持ち
相手が差し出しているスティックを
自分のスティックで叩きましょう
と始まった。
 
 
ホワイトボードに書かれた
2小節8パターンの音符を
横目で見ながら
リズムを叩いて
同時に歌う。
もう頭の中、ぐちゃぐちゃ。
 
 
 
家で頑張って覚えようと思っていたら
ホワイトボードの譜面の
1パターン目が消された!
先生のカウントは止まらない。
 
げーーー!
無理だー!
叫んだら
 
すかさず
「あきらめない!!」
と、檄を飛ばされた。
 
うわぁ、家でゆっくりなんて甘かった。
 
順番にどんどん消されてしまい
結局、脳裏に残っている
譜面の画像を思い出しつつ
叩きつつ、皆の声も頼りに聞きつつ歌う。
あー、しんどー。
 
 
でも、おかげで覚えることが出来た!
あー、良かったー!
 
 
出来ないと決めつけて
すぐにあきらめちゃう自分から
少し引っ張り上げてもらえた!