ンエアバトル、最初の出会いはそこにあった。

始めてみたネタは『南の島のメイ』だった。

ハリケーンにメイのオヤジが飛ばされ、カネを蓄えて戻ってくるくだりに笑った。

はじめは、あーコントする人たちなんだぁとばかり思っていた。



時は流れ、彼らの漫才を目にした。

ネタは『ドキンちゃんの恋』だったかなぁ。

子どもが観るアンパンマンのキャラとは大きくかけ離れた、

ディープな大人の関係によるギャップの表現と(徳井)

隙間隙間に入る激しくも冷静な訂正は(福田)

かみ合い方が絶妙で、ネタをみてて結構ズドンと胸を打たれた感覚だった。

その可憐で、少し恋にのろまなドキンちゃんを、

男前の徳井が演じるからこそ、味がある気もした。



M-1グランプリ2006でその頂点をとった作品『チリンチリン』

これの素晴らしさは、いろいろと評されてるだろうが、

ぼくが単純に言えば、“何度観てもおもしろい”ことだと思う。

何回観ても、感動できたり、深く考えることができたり、

などの作品が誰しも一つは、映画なり本なりにあるだろう。

それが、ぼくにとってはチュートリアルの『チリンチリン』という作品。

次の台詞が分かっていても、笑わずまいと思っていても、笑ってしまうその力。

そして、あのM-1のなかでのパフォーマンスを最高に感じる。

他のライブ、番組でなく、あの場での『チリンチリン』に深い意味合いもあるだろう。

リズムや間は、いつもいつも同じ訳がないだろうから。

(それは、ここ数年の沖縄国際映画祭の彼らのネタをみれば察することのできる事実で)

そしてもう一つあの作品の素晴らしさを挙げるとすると、“耳で聴ける漫才でもある”こと。

落語がCDとしてあるように、その臨場感をすべて味わえないにしろ、

(可能であれば究極のところ、会場にいくのが一番なんだろうけども)

聴くだけで楽しめるというのは、その作品の楽しみ方を細分化しているようにも感じる。




個人的には、同じM-1でみせた『冷蔵庫』だったり、

『電動歯ブラシ』『みちよの下着』のネタがより好みである。



一つだけ言っておくと、ぼくは「チュートリアル狂」という訳ではない。

ただ24才になるぼくは、オンバト初期時代からずっとお笑いを見続けてきて、

今でも毎晩、寝る前にはなにかしら芸人のネタを観て、

と少しひとよりもお笑いを“観る”のが好きなだけである。

その中でもチュートリアルのネタは、

そのときの気分に外れない、安心して笑える、常にシズル感がある。


いつ呑んでも旬でいて、その味を探る楽しみのある、

プロのバーテンダーがつくるジントニックのような。

分かりづらいな。でもそんな感じだ。



偉そうにここまで書いたが、

また手前味噌もはなはだしいが、

ほんとにチュートリアルのお二人が好きだなぁと思う。

ネタの事はもちろんだが、本当はもっと彼らについて、

まだまだ吐き足りない、整理整頓できずなので、

もう少し書いてみよう。

ただ今回は、ここで終わろう、そうしよう。