コロナ関連ということで観てみました。実は観たことが無かった。
『復活の日』★★★★
1980年の日本映画。
原作は1964年の小松左京の小説。
執筆当時はアジアかぜが流行していたらしい。
アジアかぜは1957年に発生したパンデミックだ。
日本で5700人。世界で100万人が死亡したらしいので、
こういうことは50年に一度くらいは起こることなのかもしれない。
この物語のウイルスは、はじめ風邪のような症状から始まり、
インフルエンザと思われているが肺炎に悪化する。
そして“イタリアかぜ”として世界中に蔓延し、医療崩壊を起こす。
この辺りは新型コロナとそっくりでけっこう生々しい。
空気感染を起こし致死率は40%以上。
新型コロナと違うのは、はじめ子どもを中心に広がるのと、
極寒の場所ならウイルスの活動が抑制できるということだ。
しかしワクチンが出来る頃には云々かんぬん・・・
監督が深作欣二で映画としてはかなり大味なのが残念。
若かりし草刈正雄が流暢な英語で頑張っている。
世界規模の話なので日本人のシーンは意外に4割くらいだ。
この映画の出演者で存命なのは当時若かった役者だけだが、
今の状況をどう思っているか聞いてみたい。
4/10香港かぜの情報を訂正