私が中国に来たのは、2004年、その後1年NYに行って、2006年に
中国に戻ってきて、今まで私の家では日本のテレビ番組が見れませんでした。
2004年~今まで7年間私はほとんどテレビを見ておりませんでした。
普通に中国に暮らす日本人はNHKやら民放やら見れる家に住むか
もしくは自分で契約するのでしょうが、私たちはそれをしませんでした。
2006年に結婚して夫婦で暮らし始めて、当時見れるように契約しようかと
もaiaiと話し合ったのですが、当時は中国語をもっと勉強するために
日本のテレビはやめようときめ、その後何度か契約しようか、しまいかと
二人で話し合いましたが、結局今の今まで契約することは有りませんでした。
テレビが普及した1960年代に評論家の大宅壮一が『一億総白痴化』と言いましたが
テレビのない生活というのは、大変充実感があり、多くの時間が読書や趣味や
いろんなことにさけることと、またテレビが作った虚構の世界というか
テレビ独特の先入観というか、とにかく大衆洗脳のようなものから
解き放たれるような感があり、ずーっと今までテレビのない生活を送ってきました。
そのようなテレビの白痴化というか、負の影響を
もろに実感するのが、日本に1週間ほど帰国してテレビの前に座ると
動けないのです。
くだらないといえば、くだらない番組ばかりなのですが
それがおもしろくて、たまらない。
ああ、こんなの毎日見ていたら自分が何かにおかされていくような。。
そんな気がしてきます。
中国のテレビ番組はあんまりおもしろくないし、また母国語ではないと
いうことで、ニュースをちょこっとか、ちょっと流行っているドラマくらいしか
みませんので。。
そんな私達が、とうとうNHKをいれることにしました。
理由はaiaiが突然、今年の大晦日に紅白歌合戦を見たいと
いいだしたことと、最近うちの子供達の日本が上手じゃない
ということ。。
なんとか、してうちの家を日本っぽくするには、ということで。。。
本当は日系雑誌の広告にのっているような日本番組と契約すると
月380元でNHKどころか、ほとんどの民放番組もみれるのですが。
それは敢えてやめて、NHKのみということにこだわりました。
民放で心をおかされたくないので。。
でもNHKだけ契約するのはものすごく大変で、役所に行って
それはそれはたくさんの書類をもっていかなければ契約できません。
私の会社の在籍証明書とか、公安局で発行してもらった居住書。
今住んでいる場所の賃貸契約書、居留証、ビザ、パスポート、大家さんの登記書類など
やる気なしの役所に、この書類がたりないとか、これではだめだとか言われ
書類不備を言われたので、今日契約できないなら紅白に間に合わないので
だったらもういいわ!!って言ったら書類不備でも通してくれた。
なんとでもなるんだなあ。まったく。。とか思いながら
ちょうど昨日からうちの家にはNHKの電波やってきたのです。
NHKはいいなあ。とてもためになり、それほどおかされることもない。。。
もうすぐ。。。もうすぐ紅白歌合戦を見ながら年を越せる!!!
日本ではこんな当たり前の幸せが
ここ中国大連では身にしみる。。2011年の年の瀬でございます。
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