ここ最近、中国、台湾で騒がれている可塑剤問題。白熱したメディア
合戦が繰り広げられております。
2年前に、中国で起こった、メラミン混入事件。中国大手乳業メーカーが
赤ちゃん用のミルクに、大量のメラミンを入れて、多くの犠牲者がでた。
それになぞらえて、粉ミルクメラミン事件台湾版ともいわれているそうで。
台湾で販売されるダイエット食品から、可塑剤「フタル酸エステル」の
一種「フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)」が検出され、
可塑剤は本来、合成樹脂の弾性を高めるためなどに使用される薬品で
発がん性の恐れがあるとか、体内に吸収された場合に生殖機能に
悪影響を及ぼす可能性も指摘され、食品への添加は禁じられているはずだった。
しかし、悪徳業者が目を付けたのは、DEHPのコスト削減効果で、
中国語で「起雲剤」と称される乳化剤の一種を製造する際、
本来使用されるパーム油の代わりにDEHPを添加すると
「コストが5分の1になる」という。
このためDEHP入りの乳化剤は大量に市中に出回り、
スポーツ飲料や茶系飲料、果汁、ジャムといった幅広い食品に
使用されてらしく
その影響が大陸にも飛び火。台湾の食品がほとんど輸入ストップとなり
中国人民の食卓を騒がせております。
今回の事件、メラミンのときと違うと感じるところは
これだけ報道が加熱しているなか、
不思議に思うのは、政府の対応。
あれだけ騒がれると、消費者自身が、国産にも不安を
もつもので、通常はいっせいにスーパーに、各食品メーカーの
検査報告書を提出させるように
号令が下るのに、未だにそれはなく。
やりだまに上げら得ているのは、日系や韓国、台湾メーカーばかり。
今回の台湾可塑剤問題は、あきらかに恣意的な意図があるように
思われます。
ひどいのは、下記の韓国の辛ラーメンと日清
「韓国の辛ラーメンから可塑剤」中国メディア誤報…韓国企業に打撃
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0615&f=national_0615_042.shtml
日清インスタントラーメン可塑剤使用の疑惑も、日清は否定
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0616&f=business_0616_151.shtml
なんと、この2社に可塑剤が混入とだいだい的に報じといて、誤報とは。
私なんか、中国に来てからずっと辛ラーメンばかり食べていたので
最初の混入報道がでたときに、すごいショックで、
もう何を信じていいのやらくらいの気分だったのですが、
いきなり誤報って。。。。
いろんな思惑があり、政治的な意図もあり、何が本当かがわからなくなる。
でもまあしかし、台湾の食品メーカーが多くが、可塑剤を使っていたことは
間違いなさそうであるが、
台湾がつかっていて、中国産(大陸産)が使っていないわけがないと
思うのは、中国の人たちで、みんな疑心暗鬼のなか、
おそらく、今まで中国の国産食品問題がやりだまにあげられるなか
目をそらすため、後は他の国も似たようなもんじゃないって
いうことを、やろうとしたら、結局自国にも跳ね返ってきたところでしょうか。
メラミン問題で、乳業業界は一度綺麗にリセットされたので
次はカップラーメン、飲料、アイスクリームこの業界も
しっかりリセットされればいいと思います。
毎日、運動して、野菜食べて、豆乳のんでやっているのに
工業製品飲まされて、発ガン物質を食べているなんて
やりきれません。
あとやっぱ子供への影響が心配ですよね。

