部分的な仕事を色々と指導します。
天津の時も、その部分をずっと絶えず繰り返してきました。
細かなことも、大まかなことも。
それが少し実重なって層となり、企業文化みたいなものが
できあがってきます。
その文化みたいなものが、理念や目的やミッションで
天津で多くのことを、トライ&エラーでやってきましたが
それほど多くのことが残っているわけではありません。
その多くのトライの底に流れる、理念みたいな文化
みたいなものだけしか残っていないということに
最近きづいたのです。
だったら新しいところでは、最初から理念とか文化みたいな
ものを明文化して、最初から最後までそれに徹していこう
そう思ったきっかけを作ったのが
ビジョナリーカンパニーでした。
本の中ででてくる
時を告げるのではなく、時計を作れと言う言葉が
でてきます。
要は、組織をつくり、制度をつくり、文化をつくること
それが時計を作ること。
自分で、アイデアをだしたり、トライしたり、交渉したりというのが
時を告げるということ。
そして時計を作る中に、強烈な一貫したできるだけ矛盾のない
理念、ミッションが必要であると書かれています。
なるほどと思い、もし新しいアイデアやトライがあれば
あくまでその理念や、ミッションから派生していることを
強調して、みんなに理解してもらい取り組まなければ
結局ひとりよがりになってしまい、
運がよければ、誰かがその姿をひきつぎ、文化として根付きますが
運がわるければ、自分が去って終わり。。
で、私はミッションと理念とかばかり口走ると
それは末端の社員から眠たく思われてしまう。
だから、その話をどれだけ現場に落としこみ、伝えることが
できるかが重要。まあ当たり前のことなのですが。。
小学生の頃、朝の全体朝礼で、校長先生が言うような
話、子供にとって眠たい、だるい話で
でも今考えれば大事な話をしていたんだろうなあと。
やはり上に立つ人の話は、必然とその方向の話になるんだなと。
ましてやここは、中国で、言葉の壁もあり、伝えるのは大変。
そんななか、中国語訳、日本語訳されているマネジメント本を
互いに読むことで、いろんなことをすり合わせることができる。
今は、その幹部は私が、もやもやとしているこうしたいなと
思うことを、天津だと数ヶ月かけて資料を作って
半分も伝えれなかっただろうことを
自主的に、進んで、やっていいですかと言ってくれる。
この共感はたまらない。。うれしい、感動で、これがマネジメントなのかと。
時計を作る。組織に成果をあげさせる。。
といことで、本をどばっと買い、みんなに読んでと強制しております。
もちろん、日本人と中国人で違うところは多々あって
きずかされることがあります。
つづく。。
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