はい!どうぞ!ネタで3回分引っ張ってしまいました。
さてさて、結局そのホームパーティーで、翔くんはどうなったか。
3歳の女の子が1人、4歳の男の子が1人、0歳の男の子が1人。
みんなが家に入ってくると、翔君もそわそわして、
パパ、パパといいながら、私がドリンクや食事の用意をしている
周りをうろちょろしながら。。
私も、みんなの接客で、翔世のことは、忘れて。。
昼間からビールで乾杯、焼酎で乾杯。。
中国語、日本語が飛び交いながら。。。
パーティーがはじめって、1時間くらいして
翔君がなにやら、どうでもいいおもちゃが入っている
戸棚の前で、
ディーフェンス、ディーフェンスと
これ、しょーせーもん、だーーーめ、
3歳の女の子が、、、私の顔をちらちらみながら
これは、まずい。。。とうとうはじまったか。。
しかも、どうでもいいおもちゃばかりじゃないかあ。。
しょーせーのどけち、どけち、どけち。。と
心で思いながら、私の顔はにこにこしながら、、
『しょーくん、だめでしょ、貸してあげなさい』
といいながら、絶対無理だろうなとか
思っておりました
子供たちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
5分くらいそんなやりとりが続き。。
このままではいけないと。。思い
翔くんかかえて、別の部屋に。。。
私『だから、翔君、昨日言ったでしょ。貸してあげないと
だめだよ。。できる??』
翔『むり、むり、、、』
私『大丈夫!翔世ならできるよ!!がんばろう!ね!!』
翔『むり、むり、あれはぜーんぶ、しょーせーのん』
私『翔世は、おおっきい人間だからできよ。はいどうぞ
しないと、翔君がいやな思いをするんだよ。。』
翔『しょーせーは、ちっちゃい人間、だからムリ』
だめである。どういってもだめである。。
私も、もう最後は、やぶれかぶれで。。
怒りながら。。。
私『いいかげんにしいやあ!しょーせー!さっきから
だまって聞いてたら。お前が大きい人間とか、
小さい人間とか、もうどうでもええ!!』
私『みんな!パパの友達やねん。パパの面子ないやん!
翔くんが、ケチとか思われても翔君は気にせえへんのかも
しれんけど、パパとママがケチとか思われねんで。。
面子まるつぶれやん。。。。』
と、2歳8ヶ月の子供をつかまえて。。
思いっきり大人の理屈というか、
親の面子丸つぶれというか、、
もう、なんでもあり、、
もうええわああ。。。。とか思っていると。。
翔君が。。。たどたどしく。。
『ぱぱ、まま、けち、、めんつない。。』
と、さっきの私の言葉を復唱しはじめたのです。
翔くんが、復唱しはじめるときは、言ったことに
従う時。。
まさかと、思い。。
私『じゃあ、ちゃんとはい、どうぞできる?』
って聞くと
翔『できる!!翔世、はいどうぞ、できる!!』
と言うでは、ありませんか。。。
私『じゃあ、あっちの部屋にもどって、はいどうぞしてきて』
私『それができたら、またこっちの部屋にもどってきて!
もし本当にできたら、パパがぎゅーーーーと抱きしめて
キスするから!!』
翔『OK』
本当なのか、できるのか!!隣の部屋から覗き込んでみると
まだうろうろして、恥ずかしそうにもじもじ。。
私の眼光がひかり、心の中で
しょーせーーーー!!
その瞬間、戸棚からおもちゃをだして、みんなに
はい、どうぞ!!はいどうぞ!!
できている、じゃないですか!!
となりの部屋に、走りこんできて
パパ、できたああ!!
思わず私は、涙ぐんでしまいました。
ぎゅーーーと翔君を抱きしめて、
できるやんか!!しょーせー!!
その翔世のうれしそうな顔。。
その後、別の部屋に隠していた
お気に入りのおもちゃも、どんどんで
でてきては、渡しているでは、ありませんか。。
あの、翔世が!!!
アイアイが、どうしたのken!!!
どんな交渉したの!!って!!
いやあ、秘密!!今は、恥ずかしくていえません!!
カルフールの交渉よりきつかったけど
なんで、あんなことで、あの固い、固い翔世の
心が動いたのか、不思議で。。。。
意外に、パパとママに迷惑はかけれないと
思ったのか。。。
面子の意味がわかったのか、どうか。。。
その後、パーティーが終わって、みんなが帰った後
アイアイと私と翔世で、大騒ぎ!!大喜び!!
私『どうやった。翔君!はいどうぞは!!うれしい?
気持ちいい?』
翔『うん、うえしい、、きもちい』
私『そうやろ、そうやろ、これからもう、はいどうぞできる??』
翔『できる、できる、しょうーせー、できるよ』
日曜日に行った、パーティーですが、
あのパーティー以来、翔世の中で、何かが
意固地の決壊がくずれたのか。。。
公園に行っても、どこにいっても、できるようになって
いっているのです。
もちろん、すぐにはいどうぞ、とはできないけど。。
確実にその悩む時間が短縮され、最後にはちゃんと
できるようになっているのです。。。
コビィー博士教えてあげなくてはと。。
小さな一歩でしたが、私にとっては大きな一歩のような
気がして。。
今は、毎晩食事のときに、
翔『ぱぱ、今日、しょーせー、はいどうぞできたよ。
そういうと、私は、席をたって、翔君のところに近づいていき
ほっぺーにCHUU、、としております。
翔君が大きく成長した、小さなホームパーティー!!
はい!!どうぞ!!

