大連市の市場は、実は非常に小さい。
天津市は人口1000万程度。大連市は300万人程度。
また大連市は、半島で回りは海で市場の広がりが
厳しい。
またその面積も、市中心でも私がさらっとマラソンで
走れてしまうくらいであるから。。
天津にいたときの、私の肌感覚での大連市場の狭さは
来たときから、どのように市場攻略するかを
悩まされるものであります。
とはいっても、その消費力たるや、華北、東北地区では
北京についてで群を抜いていると感じます。
自社商品の売上げにおいても、店舗あたりの売上げ
天津に比べて断然上であり、
ちょうど今年立ち上げ1年目の大連市場をみていて
4年前に天津を立ち上げたときよりのパワーを感じます。
そんな大連の市場を攻める上でやはり考えなければ
ならないのは、そのほかの遼寧省内の都市への進出。
先日、配送車に乗って、大連から北へ3時間程度行った
営口市(いんこうし)という街に行ってきました。
まだ9月から納品を始めたばかりで、開拓している
店舗は2店舗だけで、地元のスーパー。
ウェキペディあより
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遼寧省営口市
営口市は遼寧省に位置する地級市。経済技術開発区が設置されている。
1858年の天津条約で条約港に指定された牛荘が土砂の
堆積で使用できなくなったため、1864年に営口が条約港となり、
満州の大豆などの積出港となった。
その後、大連が勃興したため、営口は沿岸貿易港に転落した。
1988年遼東半島が経済技術開発区に指定されたため、
営口輸出加工区が設定され、さらに1992年に
経済技術開発区となった。営口開発区の投資国は主に
アメリカ合衆国、日本、大韓民国などで、
投資分野は精密機械、金属、プラスチックなどである。
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もともと条約港として、開発区もあったのだが
大連の勃興によりかすんでしまったとこの都市。
このような街を攻めるのは、私は好きで!!
天津のときも、河北省の唐山市に進出。
知名度ゼロの中を、広告を投じずにゲリラ戦を
繰り広げ、なんとか採算ベースには、乗せたが。
で今回、日帰りで営口市のスーパーに2店舗納品。
興隆超市
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地元のスーパーで、唐山でもありがちな元国営
のスーパーか、何か。。
売上げもたいしたことなのかなと。。おもいきや。。
納品時に大量の商品を卸すので、なんでそんなに
売れるのここ!!!とか思いながら、、、
売り場に行って見渡してみても、よくありがちな
普通のスーパーなのですが、
売り場付近にいる販促員に聞くと、まだこの街では
2店舗しかうちの商品を販売していないので
飛ぶようにうれるそうで。。
その数や、天津の海関寺のカルフール以上。。
なんでなんだろう。。。
唐山市で3年間、苦しんでこつこつあげた売上げを。。
販売開始1ヶ月でぶちぬける、この市場のポテンシャル。。
よくよく聞くと、営口市は瀋陽TVが見れる。
また遼寧省TVも見れるということ。。
そう!唐山は天津TVがみれなかったので
広告が落ちているかどうかは、地名度の上で相当
重要になってくる。。。
ということは、遼寧省の下部都市には、TV広告がすでに
降り注いでおり、まだまだ潜在市場がうまっているということ。
中国を攻める上で、重要なTV広告戦略も、どこをどう
カバーして、その都市がどれくらいの距離でというのが
重要なのだと認識。。。
↑烩 面(ふいめん)といって、きしめんのように太くうすい
↑スーパーの前で、ケンタッキーが子供イベント!
ナショナルスーパーでは、大潤発が1店舗ある
そうで、地域1番店とのこと。
これから、外資スーパーとかもでてくる
可能性はありそうです。
↑渤海大街といって、高速をおりて街を
つっきる、ものすごく広くて長い道路。。
天安門の前の、道をおもわせるくらい、5車線の
広い道路。。。
特に渋滞もなさそうなこの街で、何ゆえこんな
ばかでかい、広い道路を。。。
軍用機が着陸できるようにと、ちょっと軍事的なことと
関係があるのかなと、思わせる。。なんて。。
車で片道3時間、往復6時間。。
疲れましたが、あれだけ売れれば
気持ちよくなります。。
遼寧省は、まだまだこんな街がたくさんうまっている
そう感じさせました。
年明けには、北朝鮮との国境の町、丹東市(だんどんし)を
攻めたいですね。

