最近中国では、多くの日系企業や、外資系企業での
ストライキが起こり、操業停止に追い込まれている
事件が相次いでいる。
最近は、解決の方向に向かっているが
私の会社も、工場系の会社ではありませんが、
販売会社として、人の採用に関しては、明らかなる
労働市場の変化を、身をもって感じているところである。
中国では今、ホワイトカラー層になりたい、大卒、新卒の
若者があふれており、仕事につけないという状態。
逆に、工場、店舗販促員、ドライバー、工事現場系などの
ブルカラー層の人材が明らかに不足している。
自社でも、現在募集している部署は、配送科という
いわゆるドライバーの部門のみ。。
そのほかの、人事、財務、営業の部門ではすべて人は足りており
事業規模の拡大、売上規模の拡大ととももに
販売会社の最前線としての配送部門の増員が不可欠。。
昨年の11月ごろより、採用を強化しているが
その採用がだんだんと、厳しくなっており
個々最近だと、もうまったく、完全に応募履歴書を送り込んでくる
こともない。
天津ではそれなりの知名度もある会社でありながら。。
その原因として、私が思うに、まず外地人が急激に減っていること。
外地人とは、天津以外の省や市から、来る人たち。
なぜ減っているかというと、西部大開発などの
政府の内陸地や、東北地方への投資が盛んになり
わざわざ都会に出稼ぎに来て、高い家賃をみんなでシェアして
差別を感じながら生きるよりは、田舎に帰り、故郷で仕事を探すことが
容易になってきたから。。
もともと、うちの会社には、外地人が少なかったのですが
外地人が減ることで、外地人がする仕事を本地人がして
その人材が、ひっぱりだこ。
以前みたいに、簡単に面接にもこなくなった。
ここでいうそのひっぱりだこの人材とは、ブルワーカー層である。
この半年から1年で急激に変化した労働市場に
対応するのは難しく、上記に書いた
労働争議などは、容易に引き起こされることは
自分としてもよくわかる。
経営者としては、このあたりを敏感に感じ取らなければならない。
つづく。。