ボトムアップ② | のん気夫婦の中国・天津・大連生活ブログ

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ken(夫)は、中国でのビジネスは中国での出産(天津ローカル病院にて出産)・育児話をメインに♪

さて、一昨日のボトムアップからのつづきで
今週の水曜日と木曜日に25名の配送科社員から一人持ち時間
20分~30分で現場からの提案ということで
パワーポイントもしくはワードでプレゼンをしてもらいました。

2日間に分けての1日をかけての提案会です。

最初は、私を含む幹部社員と、提案者との
5対1でプレゼンをしてもらっておりましたが

1名1名と時間がかかりすぎて、
また会社の方向性をや方針を誤解して理解している
人には丁寧に説明します。そうすると話が重複するので
その時間がもったいので、外でまっている提案者全員を
会議室に入れて、午前と午後にわけて7名ずつくらいに
わけて行いました。

いろんな問題が浮き彫りになり
その矛盾や、改善案、新規提案などいろんなものが
でてきます。

予想通り、組織が急激に大きくなり、成長することで
立ち上げの頃の、背景や前提が、大きく変化しており
その変化についていっていない。

その対応を怠ることでの、矛盾がたくさんでてきます。

当初私は、配送科の社員など
このような会議をするのなど、めんどくさく、時間の無駄で
何で休みの日に会社にこなきゃいけないんだ
というような、批判が部内でおこっているのかなと
思っておりましたが、

蓋を明けてみると、みんな一生懸命資料を作り、結構楽しみに
していたみたいで、

会社のトップと、公式の場で、公式に提案などができるということを
個人個人が前向きにとらえて、全力で取り組んでくれたことに
大変感動しました。

正直私の今までの、配送科社員に対するイメージが
180度変わりました。

あんまり何にも考えてなさそうなやつが、意外にこんな視点を
もっているのか?とか

ただのヤンキーにいちゃんかと思ったら、私と同じ視点で
現場を見れたいた人とか、意外に口達者なやつが
提案会ではたいしたことないなあとか。

批判ばっかりで、具体案がないやつや
めちゃくちゃ具体的なやつまで

私にとって、会社にとってこの会議の意味は大きかったと
営業部長と顔を見合わせて、
『これいいねえ!この会議ありだよね!』
と喜び合いました。

このような提案については
ただメールで、私に提案箱みたいに投げつけても
それはそれなりに効果はありますが、

私が、各部門長にこれこれだからやれって言っても
表面的には解決しますが、問題の根本は
おいてきぼり、もしくは問題の根本が解決したとしても
また同じ問題が発生し、それならる会社の成長の
変化についていけない次の対応遅れの現象がおこる。

よって、このような会議で、現場と幹部の議論を
行い、だからこのように改善しようとか
このようなことをやろうという、全員でのコンセンサスが
ものすごい重要な意味を持ってくる。

直属の幹部は幹部で、現場の考えを頭ごなしに
おさえつけたりするものあったり、その押さえつけの内容が
そのとおりであったりと。

またインセンティブ制度や、給与制度に対しても
明確な目的や意図などが、つたわりきれていなかったり
もしくは間違った方向性での制度が運用されていたりと、

多くのことに気づかされます。

大きな問題も、小さな問題もあり、私が即決で
とある部門の部門長を呼んで、その場ですぐ改善できること
も多々ありました。

こんなに簡単に改善できるのに、私が知らない、現場の意見を
すいあげられないとうことだけで、理不尽なこと、無駄なことが
現場で繰り返されるというのは、情けないこと。

私も、日本でのコンビニのスーパーバイザー時代には
現場を5年ちかくやりました。

店舗勤務も2年ほど経験して、上は一体何を考えている
んだって、いつも思っておりました。

本当の現場を知るには、現場で何がおこっているかだけでなく
現場人間が何を考えて、どんな給料で、どんな生活を送り
どういうモチベーションで仕事をし、将来や未来に何を
求めているか、そこまで知ってはじめて、いろんな提案をしたり
受け入れたりできるのだと思います。

今回の会議で、そこまで詳しくはわかりませんが、みんなが
何を考えいるのかを、知ろうとしなければならない足がかりにも
なりました。

また、ある提案を3人の社員が同じように言っていたので
その3人に特別プロジェクト委員会を決させ、企画、実行、分析をさせる
ことにもなりました。

こうなってくると、私も現場も仕事がおもしろくなってきます。

今は、高度経済成長の時代、なんでもやってトライ&エラーを繰り返して
きっと数十年後には、あの時代はよかった。何をやっても売れたし
どんな企画も通ったってことになるのでしょうか。


この会議を通して、学べたことは大きく、またこれを定期的に継続しなければと
思い、その場で次回開催日を6月終わりに設定しました。

6月末までに今回の提案を整理し、やれるところから手をつけていき
次回には大幅に改善し、更に新しい提案がなされれば
会社はもっと早く、もっと安定的に、もっと活力的に成長していくのでしょう。

今までトップダウンだった体制から、ようやくボトムアップというものがみえはじめてきました。

これができてはじめて、事業が現地に根付いていくのでしょう。


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