日本の家電量販店No1のヤマダ電機が、天津に進出するという
うわさを聞いた!!
昨年のセブンイレブン、ユニクロ、もうすぐ無印も南京路に出店する!
天津伊勢丹も、塘沽区に2号店を!
ジャスコも同じく塘沽区に1号店を!
と目まぐるしく、日本の小売業がやってくる。
私も仕事柄、食品を扱っているので小売業(スーパー)と取引している。
今1700店舗近い、大小のスーパーと取引がある。
その中で、日系のスーパーは、伊勢丹とセブンイレブンだけである。
中国の小売業というのは、売場の不動産業に近い。
売場毎、棚毎、スペースごとを区切り
メーカーから家賃や、販促員費や、棚代を徴収して
まさに不動産業!!
そういう感じなので、どこのスーパーにいっても
品ぞろいは、同じで
カルフールにしても、ウォールマートにしても、家世界にしても
どこも同じような感じである。
そういう意味では、セブン、伊勢丹のオリジナリティーへのこだわりは
さすが日本が成す技だなと関心する。
どこも似たりよったりなのは、
PB(プライベートブランド)が育たないからだと、以前ウェネバービジネスで
読んだことがある。
PBが育たないのは、
PBからだと、いろんな費用を徴収できないから。
ナショナルメーカーだと徴収できる。
この費用というのが、中国独特だ。。
入店費、国慶節費、労働節費、春節費、
売掛金回収時のインターネット回線使用費
契約継続費、バーコード費、DM費などなど
それに加えて、通常のキックバック何パーセントというものもある。
高度経済成長時代で、おけば売れる、またスーパーの寡占化が
すすむ中で、零細メーカーにとってはこの費用が重い。
もちろん大きなメーカーでも、ばかにならない費用としてかさむ。
そんな費用を、PBに切り替えたら徴収できない
よって中国の売場に並ぶ物は、お金をだしてくれるメーカーが
優先的に良い位置に、ゴールデンゾーンに並ぶように
なっている。
消費者が欲しいものではなく、こういうものを売りたいという
スーパー側からの提案型の売場ではなく、
不動産業のように、いい場所をとったメーカーが
客の顔色を、うかがうことになしにである。
こんな市場に、ジャスコや、ヨーカ堂、セブンイレブン、ヤマダ電機が
参入したら。。。。
考えただけでも、わくわくします。
顧客本位という考え方は、中国でもよく耳にしますし、
それなりに取り組んでいるのでしょうが
日本のそれと比べたら、桁違いであります。
これから、天津の市場もゆっくり、じわじわと
発展していくことでしょう。。。
小売出身の私として、メーカ側の立場から
かわりゆく、天津の小売業を、会社を立ち上げた
2006年から見てきました。
私の目で見て、日本の小売業の歴史を知る自分として
天津、もしくは中国でどのスーパーから倒産していくか
というのを、予想することができます。
日本でダイエーがつぶれたように、
マイカルがつぶれたように、、
今規模が大きく、店舗数が無駄にのびきり、なおかつ
S&QCレベルの低い店は、もたないでしょう。。
チャンスがあるのは、まだ小規模のチェーン!!
まだまだ変革して、かじをきれるパワーが残っております。
でかすぎるスーパーは、簡単にはかじをきれない。
それは、店舗で働いている従業員を見ればわかります。
ただしかし、まだこの状況は、数年はつづくでしょうけど。
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