天津の比較みたいな話になってきたが。。
つづけて。。
天津のスーパーなどの流通業態を他都市と比較すると
中型スーパーが圧倒的に少ない。
大型ハイパーマーケットか小型スーパーである。
理由として私なりに考えたのは、本来ならダイエーの
進出で増えてもおかしくなったのが、その倒産で
いったんストップ。
そこで一気にカルフールという最新式の
業態が進出してきたことで、いっきにこの大型規模の店舗が増えて、
大型と小型の真ん中の中型のすみわけが難しくなったのではと考える。
そこでミニスーパーが幅をきかせていたのである。
ちなみに、天津はそのようなハイパースーパーが多い中でも
路上市場や、野菜市場、果物市場が一番幅を利かせている。
肉屋にしても、米屋にしても、酒屋にしてもまだまだもうかる
業態である。
そのよう小売業まだまだ息づいている。
もちろん同時に、最新のハイパースーパーも隆盛を極めている。
また百貨店などは、どちらかといえば今から少しづつ参入してくる
といった具合である。
また同時に、ドラッグストアー、ホームセンター、世界の家具店IKEA
までもが進出している。
まさに、すべての業態が、本当は時代時代で隆盛を極めた業態が
一時期に一気に参入したといった感じである。
こうなるとどの業態が衰退して、どれが生き残ってどこが今ピークで
というのが予測できない。
しかし、先ほどからいうパパママショップや、市場などの形態は
今はまだまだ息づいているが、確実に滅び行く業種である。
またそのうち、フランチャイズチェーン形態というものがでてくると
考えられる。
中国語でフランチャイズのことを、加盟店(じゃーもんでぃぇん)という。
そのままであるが。。
天津唯一のコンビ二チェーンもいまだ、フランチャイズではなく
直営店という形態をとっている。
コンビ二市場としてはまだ導入期で、他の競合の参入はない。
私は日本にいたころ、大手コンビ二でスパーバイザーをしていたので
このあたりはかなり詳しい。
またその視点で、広州、上海、北京、上海、天津、山東省の
小売店を歩き回ったこともある。
その中で、一番流通形態が発達しているところは、広州である。
上海ではなく、広州。
やはり香港からの影響が大きい。
つづく。。。。