前回の医療制度から社会保険制度についても
述べてみたい。
私は今、天津である日系企業ではたらいて
いるのだが、支店長であるが、立場上
人事部、財務部の長も兼ねている。
よってこれらの情報にも、接することが多いのだが。
さて、中国の社会保険の会社負担金額は!!
日本と中国を比較すると
日本 中国
会社負担 個人負担 会社負担 個人負担
厚生年金 7.3% 7.3% 20% 8%
失業保険 1.15% 0.8% 1.5~2% 0.5~1%
医療保険 4.1% 4.1% 6~8% 2%
労災保険 0.5% なし 0.5~1.5% なし
出産保険 なし なし 1%以内 なし
住宅積立 なし なし 5~14% 5~14%
介護保険 0.6% 0.6% なし なし
合計 13.7% 12.8% 35~45% 12.8%
とこんな感じです。
まず、厚生年金の会社負担額中国が20%というのは
かなり高いです。
また住宅積立金に関しては、日本ではなく中国も
結構な比率となっております。
これは、従業員にとってはいいことだなと。
合計で見ると、中国の社会保険の会社負担率は35%~
45%、日本の場合は13.7%である。
私も最初の頃は、日本の保険負担率なんてしらなかった
のですが、調べてみると面白くてこんなにちがいあるんだ
と思いました。
また住宅積み立てなんかも、日本にはない制度も。
これだけ、会社負担率が高いと、なかなか会社も保険を
払うのは大変だと思います。
零細企業なんかは、保険を払ったら事業が成り立たなく
なります。
例えばある社員を総額給与2000元で採用した場合に、
手取りが1500元くらいになります。
で会社が支払うのは2000元と、プラス先ほどの社会保険
の会社負担分が800元ほどありますので、
実際に一人採用すると2800元の人件費が発生します。
このあたりを、間違えないようにしないと、やはり会社を運営する
上で、ひとを採用することが一番高い買い物であって、
資産などは、固定資産として分割して損益に計上されるので
それほど大きな負担ではありません。
でも人件費は、社会保険の負担と、またそれを永続して支払うという
点では大変費用となります。
人は財なりといいますが、いい人材を採用して育てていかなければ
なりません。
今日はちょっとこのような、ネタでいきましたが。。
最近やはり、ランキングが落ち込み気味です。
つい3日前までは600代だったのが、今では
400代です。またどうか皆様、奇跡の伸び率
を期待しております。どうか今日はなにとぞ
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