前回の①の続きから。。。
会社が加入してくれる健康保険は、基本的には
その仕事をしている本人のみ適用で、家族には
適用されない。
したがって、配偶者については、ちゃんと保険の
ある会社で働けばいいが、子供については
自分で加入するか、もしくは病院で自腹で払うか
である。
会社によって、子供の医療費を発生するたびに
何パーセントか負担してくれるところもあるらしいが。
それでも、かなり厳しい。
また、中国では社会保険を払ってくれない会社が
多い。このあたりが、まだまだ未整備な点が多い社会である。
今いる、うちの社員でも以前は保険を払ってもらって
いなかったという社員も多い。
中国のこのあたりの労働法などは、とても厳しく規定されて
いるのであるが、厳格に適用されるのは外資系企業か
優良な中国企業である。
その他の零細企業や、中堅会社などは皆無である。
保険の支払いさえ、ままならない現状なのに、2008年から
開始された新労働法は、事実上の終身雇用制を促す法律
である。
日本では、一度雇用すると定年までの雇用が義務付けられて
いるが、中国では07年までは1年契約からでもOKであった。
最低でも1年契約なので、普通の企業こぞって1年契約にする。
それが、2008年からの新労働契約法で、2008年から起算して
2度の契約までは1年であろうが、2年であろうごかまわない。
しかし3度目からは終身雇用となる。
労働者の権利、雇用保障が確保されていいことではある。
これからの中国の発展には不可欠であるが、
それでもこれらの、急激な変化に対応するのは大変。
まあ今のところはそれほど大きな混乱はないが。おきると
すると3度目の更新からか。
ちょっと話がそれてしまったが、子供の保険について
これからいろいろと、整備されなければならないのでは
と思う。
最近は自分も子供をもったので、ふとそんなことを思った。
ちなみにうちの子は、海外旅行保険の1年契約であるが。