最近私は『中国の危ない食品』という本を読んでいます。
日本でベストセラーになってるんですよね?
前々から、気になっていた本をこの前、主人が日本出張へ行った際に
買ってきてくれました。
今中国に住んでいる私たちにとっては、とっても気になる話題です。
でも、実際読んでみるのがちょっと怖かったのも正直なキモチかも。
中国の嫌なことばかり、書いてあれば、現実今住んでいるわけだし、
なキモチになってしまいます。
が、、、、
実際読んでみると、とても参考になる話ばかりです。
食材を選ぶ時は、こうした方がいい!!とか、
安心できるメーカーの一覧だったりとか、
北京在住の中国人ジャーナリストの方が書かれているので、
真実味たっぷりのような気がしました。
例えば、今年日本でも大変話題になったあの事件
『ダンボール肉まん』事件
日本のメディア報道によると、北京テレビ記者が北京のヤミ食品工場に
潜入取材をしたところ、古いダンボールを苛性ソーダ液で溶かした後、
40%の豚肉・ネギを混ぜて、豚肉味の香辛料で味付けし、
肉まんにして街角で販売しているという事件。
これが、実は北京テレビ局の「やらせ」であったと後日放送。
この事件について、著者の見方では、、、
北京で一番安い老舗の饅頭屋さんの肉の入っていない饅頭は
500g、30個で25元(約400円)。
ところが屋台で売っている肉まんは10個で3元(約50円)。
豚肉が一番安いとはいえ、500g10元(約15円)くらいはするので、
屋台の肉まんは段ボールでも混ぜなければ、
割りに合わなすぎるというワケです。
確かに、納得がいくような。
また、いろんな病気にかかった人がいるっていう実例も
書かれてありました。
その中でも、妊婦としては怖い事件、
『毒粉ミルク事件』
長期間にわたって粗悪な幼児用粉ミルクを販売したため、
2004年に「頭部巨大化幼児」が出て、
百数十名の幼児が被害を受け、うち13名が死亡。
写真も載っていましたが、何て恐ろしい事件かと、、、
どこまで話を信じるかというのは、自分次第ですが、
この本を参考に中国での食の安全を考えてみるのは、
よいのではないかと、、、思いました。
中国で暮らしている方には、お勧めの1冊かと思います
- 中国の危ない食品―中国食品安全現状調査/周勍
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