「SolidWorks2014 アセンブリの合致 その1」の最新版
2015年2月なので丸三年ですね、、、
まずは基本的な合致拘束である「標準合致(Standard Mates)」いってみましょう
この辺りはバージョンアップでパフォーマンスは上がってますが使い方は一緒なので
バージョン違いで手間取ることはあまり無いと思います
今回は自由度もあわせて書いていきます
「その1」にもありますが拘束が無い状態で並進3方向+回転3方向の合わせて6の自由度があり、0になると完全固定。
いくつか代表的な組み合わせの自由度も見てみましょう
点/軸/平面や原点/座標をくっ付けます。
「点-点」
XYZの並進の自由度が0になり残りはXYZの回転3のみ
制約がないと好き勝手に回転出来ちゃいますが「ボールジョイント」なんかがこれですね
「点-軸」
残りは並進1と回転3
「点-平面」
残りは並進2と回転3
「軸-軸」
残りは並進1と回転1
「軸-平面」
残りは並進2と回転2
「平面-平面」
残りは並進2と回転1
「原点-原点」「座標系-座標系」「原点-座標系」
基本は「点ー点」と同じですが(Align axes)のオプションをONにすると
XYZの直行軸が全て一致となり残りは0に
一気に完全拘束ですねグヘヘ
再構築の際の合致評価が早くてエラーも出にくいのでうまく使いたいですね
選択されたアイテム間を平行にします
「軸-軸」
残りは並進3と軸方向の回転1
「軸-平面」
残りは並進3と回転2
「平面-平面」
残りは並進3と法線方向の回転1
選択されたアイテム間を垂直にします
「軸-軸」
残りは並進3と軸方向の回転1
「軸-平面」
残りは並進3と回転1
「平面-平面」
残りは並進3と法線方向の回転1
選択されたアイテム間を正接にします
片方は少なくとも「円筒/円錐/球」の必要があります。
「円筒-平面」
残りは並進2と回転2
「球-平面」
残りは並進2と回転3
中心線を一致させます
軸/円/円筒/円錐/球などが使用できますがあくまで「中心線を一致」です
「円筒-円筒」
残りは並進1と回転1
(Lock rotation)オプションをONにすると残りは並進1になります。
不整列合致については SOLIDWORKS2018 アセンブリ「不整列合致」 をどうぞ
構成部品間の相対位置を固定します
構成部品間の自由度は0になりますね
アイテム間の距離を指定
自由度は「一致」の組み合わせとほぼ同じですね
(Flip dimension)オプションで寸法配置の方向を反転できます。
アイテム間の角度を指定
自由度は「平行/垂直」の組み合わせとほぼ同じですね
(Flip dimension)オプションで寸法配置の方向を反転できます。
回転軸を指定すると角度寸法の配置を変更できます。
軸や平面には向きが有るので方向を反転させたいときはこちらをポチポチしてみよう
急ぎ足ですが「標準合致」はこんな感じですかね
その3では「詳細設定合致」を見ていきましょう。
「SolidWorks2014 アセンブリの合致 その2」の最新版になります(予定)
では