🐟は名刺やメールの署名にMD, PhDを付けることに憧れています。なぜならかっこいいからです。
Sakana Suzuki, MD, PhD ←めちゃかっこよくないですか??
実際メールの署名にMD, PhDがついている方を見ると、権威に弱い🐟は、「ははぁ〜🙇♀️🙇♀️」となってしまいます。
とはいえ、MDを取るためには医学部へ行く必要がありますし、PhDを取るのも3-4年は大学院へ通い、論文を執筆する必要があります。どちらも生半可な気持ちではなかなかできるものではありません。それだけの苦労をして、MD, PhDの肩書きを持っている方々には尊敬の念しかありません。
さて、なぜこんな話をしているかというと、最近先輩からのメールでMD, PhDの話が出たから、というのと、🐟の部署でもMD, PhD(主にMD)採用が増えてきておりまして、自分の居場所がなくなるかもという危機感をほんのちょっとだけもったからです。
まず、今の自分の職務を考えてみると、確かにMD(or PhD)が対応した方が良いタスクがたくさんあります。例えば...安全性の情報をレビューするタスク、治験を実施するにあたって良いデザインを考えるタスクなど。これらは豊富な医学的知識や現場での経験が非常にプラスに働きます。特に、現場の経験に関しては、大学時代に実習で半年程度現場に出ただけの🐟ではMDの方とは全く勝負になりません。
実際に自分の会社が世に送り出した製品を使うのは現場の方々であり、現場での経験がより良い製品づくりに繋がるというわけですね。
そう思うと、MDもPhDも持っていない自分が果たしてまともな仕事ができているのか...?という疑問が湧いてきます。
現状はMD, PhD holderの人数が限られているので、🐟のような非MD, PhDの人々が治験のデザインを考え、安全性情報をレビューし、MDの方々に大きな問題がないかざっとレビューしていただいている、というのが現状です。
幸か不幸か、🇯🇵で🐟がやっている仕事をする場合は、(主に規制当局側の都合で)日本語でコミュニケーションを取らなければならないこともあり、非日本人が介入できる場所がほぼないのが現状です。なので、自分の部署でMD, PhD採用が増えても、国内にいるMD, PhDの数も限られていますので、全員がMD, PhD持ちになる可能性は低いと考えており、自分自身もそれほど大きな危機感は持っていないというのが正直なところです。
ただし、今の自分の仕事が全て英語でもOKになったらどうでしょうか?英語を話せるMD, PhDの方々は星の数ほどいらっしゃるので、そういった人々と勝負していかなければなりません。そうなると、MD, PhDを持っていない自分の存在価値はどうなるのかな?という...
とりあえず、↑のような状況になる前に、
①MD or PhDをとって今の仕事で食いっぱぐれることがないようにする
②MD, PhDをとらなくてもできる仕事を見つけて、経験を積む
のどちらかを選択する必要がありそうです。
別のシナリオとして、上記のような状況にならずとも、現在もリーダー的な業務はMDの方がやっていることが多く、実際に手動かす業務はベンダーに、みたいな流れもありそうです...そうなると③ベンダーに就職する、というのも選択肢にあるかもしれません。
それぞれの選択肢を選んだときに、具体的にどういう生活が待っているのかは、自分の人生設計にも関わってくる気がするのでこれからちょっと考えようと思います。