長崎は9日、平和公園平和祈念像前にて63回目の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれました。
この1年間で原爆死没者名簿に名前を記された方々は3,058人。死没者は合計145,984人になりました。
原爆投下時刻の午前11時2分に「長崎の鐘」が鳴らされ、被爆者や遺族、福田首相をはじめ約5,400人の参列者全員が黙祷をささげました。
「核抑止力」という名の下に核保有する国々、または核開発をして核保有疑惑のある国々が増えている今の世の中。
しかしながら、戦争は無くなっていません。
8日、グルジアが同国内の親ロシア地域である南オセチア自治州へ攻撃開始。これに対し、ロシア軍が応戦の為、同自治州に侵入しました。
グルジアとロシアの戦争が始まろうとしています。
五輪開幕の日に開戦・・・国連の潘事務総長は、五輪停戦を呼びかけてるようですが・・・。
長崎の田上市長は平和宣言で、医師として被爆しながら救護活動に尽力した故永井博士の言葉を引用しました。
「戦争に勝ちも負けもない。あるのは滅びだけである」
戦争で多くの犠牲を強いられるのは一般市民です。
犠牲を強いられる人々には勝ちも負けもありません。
祈りと共に・・・そんな事を考えてしまいました。