広島は6日、63回目の「原爆の日」を迎え、平和記念公園にて「平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」が営まれました。
式典には約45,000人が参加。過去最多となる55ヵ国の駐日大使らが参列。核保有国でもある中国も初参加しました。
この1年間で死亡が確認された被爆者は5,302人。原爆死没者は、合計258,310人になりました。今なお被爆の後遺症に苦しむ方々がいらっしゃいます。
秋葉市長は、平和宣言で核拡散防止条約を190ヵ国が批准するなど核兵器廃絶を求める声は世界の多数派と強調しました。
駐日大使の参列者過去最多が示す通り、世界の関心は高まってきているのかもしれません。
しかしながら、アメリカやロシアなど核保有国の核軍縮は進まず、北朝鮮やイランといった国々にまで核保有疑惑があり、関心とは別に世界中で核拡散化が進んでいるのが現状です。
環境問題でも同じ事が言えますが、当該国が理解を示さない限り、核廃絶は夢のまた夢でしょう。
また、核兵器を廃絶したからといって平和になる保証はどこにもありません。
一番重要なのは、平和への認識を共有する事だと思います。
その為に過去から学び、後世へ伝える事が必要になるのではないでしょうか。
祈りと共に・・・そんな事を考えた今日一日でした。