2002年。バブル後遺症に悩む日本経済は、未だ先行きが見えないでいた。公認会計士・若杉健司が勤めるジャパン監査法人には二つの大きな意見対立があった。不況に苦しむ企業を救うためには、多少の粉飾も見逃そうという「ぬるま湯監査」派。不良企業は切り捨て、いかなる不正も認めないという「厳格監査」派。健司は、信頼できる先輩・小野寺直人のもとで、「厳格監査」こそ正義と信じるが、切り捨てられていく企業や社員の痛みを感じるたびに、仕事に疑問を感じていく。そんな時、健司は大手食品会社の粉飾を発見する。やがてそれは、財界、金融界を巻き込んだスキャンダルに発展し、健司たちも巨大なうねりに飲み込まれていく…。
6月14日にスタートしたドラマです。
昨年、好評だった『ハゲタカ』以来のNHK経済ドラマ…
それだけに期待してました。
経済モノってドラマにし辛いテーマだと思います。
特に今回は公認会計士の話。
いったいどんなドラマになるんだ?って感じです。
民放ならば、おそらく「視聴率取れない」って事で、連続ドラマとしては敬遠するかもしれません(例外なのが金融再編を扱った「華麗なる一族」?)。
しかし、民放が扱わなさそうなテーマに挑戦してこそNHK。(笑)
グローバル化が進み、企業にも公正さと厳しさが求められる今の時勢…
そんな世の中だからこそ企業のお金の流れに関心持ってる人って少なくないんじゃないのかなぁ?
NHKは、この手のドラマ作りが上手ですね。
『ハゲタカ』が一定の評価をされて手応えを感じてると思います。
さて、第1話ですが…(ネタバレ嫌う人は読まないで下さいね)
若い公認会計士・若杉(塚本高史)と山中(松下奈緒)は、何者かのリークにより架空売り上げの疑いから北陸建設工業の監査に乗り出す。
接待や若杉達の所属する監査法人の理事長に手を回して凌ごうとする北陸建設工業。
しかし若杉達は、それらの抵抗を押し切って粉飾の事実を突き止める。
結果的に北陸建設工業は倒産。
若杉は信念に基づいて行動したものの、路頭に迷う従業員達の姿を見て己の仕事に疑問を抱くようになる…。
といった感じで導入的な話でした。
どうも演出が『ハゲタカ』っぽい?
でもなかなか見応えあるドラマでした!
松下奈緒さんのブログ?(公式ダイアリー)を見たら、もうドラマはクランクアップしたとの事。
早っ!(笑)