UEFA Champions League semifinal 1stleg ローマ v. マンチェスターU
会場:オリンピコ(ローマ)
ローマ(4-2-3-1)
GK:ドニ
DF:カッセッティ、メクセス、パヌッチ、トネット
MF:デ・ロッシ、ピサーロ
MF:タッディ、アクイラーニ、マンシーニ
FW:ヴチニッチ
マンチェスターU(4-3-3)
GK:ファン・デル・サール
DF:ブラウン、ファーディナンド、ヴィディッチ、エブラ
MF:スコールズ、キャリック、アンデルソン
FW:朴、C・ロナウド、ルーニー
一年前、オールド・トラッフォードでマンUに惨敗を喫したローマ。
同じ舞台で再戦の機会が与えられました。
トッティ(負傷)とペロッタ(出場停止)を欠くローマですが、リベンジを果たせるのでしょうか?
試合開始早々ヴチニッチにシュートチャンスが訪れますが、あらぬ方向へボールが飛んでいきました。
この日のローマの選手達は力が入り過ぎでした。
34分 [交代] ヴィディッチ→オシェイ。空中戦で競り合った後、着地時に足を痛めヴィディッチ退場。オシェイが代わりにCBとして入ります。
39分 [0-1] 両チーム共に守備意識が強く、シュートまで至らない状態でした。前半終了近く、初めてペナルティエリアに侵入したスコールズがゴール前に柔らかいクロスを入れてきます。カッセッティが余裕を持ってヘディングクリアをしようとしますが、ペナルティエリア外からC・ロナウドが猛然とダッシュしてきて打点の高いヘディングシュートで先制。競り合ったカッセッティはC・ロナウドの勢いに負けて吹き飛ばされます・・・この試合を象徴する様なシーンでした。
55分 [交代] アンデルソン→ハーグリーブス。ローマが攻勢を増した後半、ハーグリーブスを投入します。
59分 [交代] タッディ→ジュリ。動きの悪いタッディにかえて切り札を投入。
66分 [0-2] ローマゴールへファーサイドのクロスを入れますが、誰もおらず。ジュリは見切りましたが、朴が最後まで諦めず走り込み、ヘディングでゴール前に折り返します。ドニは反応しますが、キャッチ出来ずルーズボールとなり、ルーニーがゴールに押し込みます。この後、20分以上残されていましたが、ローマは集中力を欠いたプレーの連続でした。
76分 [交代] アクイラーニ→エスポージト。スパレッティ監督の苦肉の策でしたが、慣れないポジションを任されたアクイラーニはペロッタの代役とはなりませんでした。
84分 [交代] ルーニー→テベス。笑顔を見せ始めたサー・アレックスが余裕の采配を見せます。
ローマ 0-2 マンチェスターU
■ローマ:メクセス、ピサーロ/マンU:アンデルソン
王子が負傷欠場し、ホームで敗北・・・最悪のシナリオとなってしまいました。
失点シーンは、どちらも守備の集中を切らした時でした。最後まで諦めずボールを追いかける姿をマンUの選手達は見せてくれましたね。
それにしても王子不在と相手がマンUという意識がそうさせたのでしょうか?攻守共に肝心な場面で足が動いてませんでした。特にペロッタの様なゴール前まで走り込む選手がおらず、リーグ戦で見せる2列目3列目からゴール前への走り込みが見られませんでした。
ルーニーがゴールを決めた直後、ローマの選手達の目は虚ろ・・・ロマニスタの後押しがあったにも関わらず、力の差を見せつけられてしまいました。
あまりにも重い結果となってしまいました・・・。