エレベーター塔から、まず、目指したのは、「ジブリの大倉庫」。基点となる愛・地球博記念公園駅からは、400mほどです(出典:ジブリパークHP)。エレベーター塔が混んでなかったので、あっという間に到着しました。

 

 

開館時間まで20分ほどありましたが、行列がそこそこできていました。外国からのお客さんも多くいらっしゃいましたが、ジブリ美術館ほどではないように感じました(ジブリ美術館は、かなりインターナショナルな印象)

 

この日は、雨がパラつく天気であったため、多くの方が、傘を持参。長傘は、大倉庫内に持ち込むことができないため、傘を預ける形になります。傘を預ける場合(ジブリパークのスタッフの方が細かく声がけしてくださいます)、一旦、列を離れることになるので、「ひとりジブリパーク」されている方は、ちょっと不安を感じるかも…(問題なさそうでしたが)。かくいう私も「ひとりジブリパーク」。折り畳み傘だったので、預けなくてもOKでした。

 

スタッフの方が、鐘を鳴らして開園時間を告げてくださいます。このシステムは、ジブリ美術館と同じ。ジブリらしくて素敵ですよね!そこそこ並んでいる印象でしたが、スムーズに入館できました。

 

エントランスを抜けると、「いらっしゃいませ」のサインが迎えてくれます。

 

 

階段を降りてすぐのあたりに、「コクリコ坂から」の哲学研究会の部室があります。カルチェラタンの描写が大好きなので、見逃せない展示です。

 

 

哲学研究会部室を抜けると、ご案内所があります。ここで、ジブリの大倉庫を訪問した際の「マスト」、ジブリの大倉庫のマップを頂きましょう。「1組1部です」ということで、マイマップが確実に自分のものになることは、ぼっち参戦のメリットですね!

 

 

ちなみに、マップには、大倉庫のマップと…

 

 

ジブリパークのエリア紹介があります。

 

 

ちなみに、入場した多くの方は、一目散に中央展示室の「ジブリのなりきり名場面展」に向かい(ジブリの名場面が再現されたセットが組まれた、人気のフォトスポット)、列をつくります。そのため、開園直後に入場すると、ここ以外のエリアは、かなり空いています。なりきり写真の撮影に興味があまりない方(私のように、ボッチ参戦で、自分が写真に収まることにあまり関心がないなど)は、他エリアの散策がおススメです。逆に、なりきり写真の撮影をしたい方は、早めに並んだ方が良さそうです(待機列はどんどん長くなります)。

 

ちなみに、私は、まず、中央階段エリアを散策しました。モザイクタイルが美しい階段、ラピュタに出てくる飛行船、サモトラケのニケの雰囲気を漂わせるオブジェが目を引きます。

 

 

こうしてみてみると、プール感がある屋根ですよね!

 

 

さらに、猫バスルームの外側の壁は、猫バス仕様になっています。

 

 

そこを抜けると、レトロな南街にたどり着きます。提灯の明かりがともり、壁に貼られたメニューは、懐かしい雰囲気です。

 

 

お店もいろいろ。書店(熱風書店)、プラモ屋さん(大空模型)、駄菓子屋さん(猫かぶり姫)が並びます。実際に商品の購入も可能です!

 

 

南町を抜けると、天空の庭へ。ロボット兵たちの佇まいは、時が止まったようなラピュタの風景を思い出します。

 

 

しんみりとした気分になった後は、同じ階にあるにせの館長室へ。

 

 

中を覗いてみると、「にせの館長」こと、湯婆婆が、執務していました。

 

 

さらに、その隣の電波室には、話題のアレが…

 

 

アメリカのアカデミー賞のオスカー像が恭しく飾られていました。ジブリ美術館にあるオスカー像は、「気づいていない人多いだろうな…でもオスカーはみんなと一緒でたのしそうだな…」という展示形式なので、意外にも感じました(ちなみに、ジブリ美術館でも、カンヌの名誉パルムドールの盾は、そこそこ恭しく飾られていましたが、みんなに囲まれていたので、両者の折衷のような展示でした)。

 

そして、その先にあるのが、ショップ「冒険飛行団」です。開店(10:30)直後は混まないであろうとの読みで、ショップに向かいます。入口横には、「風立ちぬ」や「君たちはどう生きるか」にも出てくるシベリア(羊羹をカステラで挟んだようなスイーツ)や牛乳を販売する「シベリ・あん」もあります。

 

 

平日+開店直後ということもあり、そこそこスムーズに購入できました。とはいえ、その後も、激混み、というような印象はなかったので、平日は特に買い急ぐ必要もないかもしれません。戦利品は改めて。

 

 

お買い物の後は、子どもの街や猫バスルームなど、大人が入れないエリアもあるところを覗かせていただいたのち、アリエッティエリア「床下の家と小人の庭」ゾーンへ。

 

このゾーン、写真にとってもサイズ感が分かりにくいかもしれません…。クレヨンの箱が、通常のドアサイズになっています(写真左下)。

 

 

アリエッティの部屋や、アリエッティの父ポッドの作業部屋、水屋(プールだったことを最大限生かしている展示のひとつかも!)、借りに行く部屋なども精巧に作りこまれていました!

 

 

そして、お昼ご飯を食べにカフェ大陸横断旅行に向かったのですが、何を食べたかは、機会を改めて!とりあえず、ショップも、カフェも、開店直後戦略で臨みました。

 

食後は、まず、公開倉庫へ。

 

 

「倉庫」感のある展示です。ジブリ美術館の企画展での展示品も多く、「懐かしい!」展示品たちとの再会でもありました。

 

 

ポニョやハウルのお城に、バロンまで!

 

 

幽霊塔、あったなぁ…とか、

 

 

オーニソプターとか、三びきのくまとか…

 

 

いろいろな思い出がよみがえってきました。初めましたの方も、お久しぶりの方も、楽しめる、展示物たちでした。

 

そして、企画展示室の「食べるを描く。」展へ。こちらもジブリ美術館で以前、点字のあったものですが、「増補改訂版」とのことで、さらに充実したものとなっている模様。

 

もともとは、更衣室だったそうです。このつくりを見ると、なるほど!ですよね。大倉庫をぐるぐる回りながら、元の構造を活かしていらっしゃることに感嘆するばかりでした。

 

さらに、ジブリ作品のポスター群を抜けて…

 

 

ジブリがいっぱい展へと続きます。

 

 

こちらは、ジブリの第1スタジオをイメージしたコーナーとのこと。

 

 

たしかに、テレビのドキュメンタリーで見るジブリのスタジオのイメージかも!

 

 

貴重な作品や写真ももたくさん。

 

ジブリパークのカウントダウンの際、SNS等でも投稿されていたカリスマ・アニメーターさんたち(プロデューサーさんや監督さん含む)の作品群も展示されていました!

 

 

 

 

その先には、ジブリ作品の映像・音楽ソフトのパッケージの展示が。これだけ並ぶと圧巻です!

 

 

そして、映像展示室オリヲン座へ。

 

 

中は、アールデコ風の落ち着いた雰囲気。土星座よりも、映画館らしい内観でした。上映作品は、「水グモもんもん」。宮崎駿監督原作・脚本・監督による水グモとアメンボの小さな恋の物語です。

 

 

チケットはこちら。ジブリ美術館のフィルムスタイルのチケットも良いですが、レトロな雰囲気が、オデヲン座とマッチしていて素敵です。

 

 

自分としては、かなり端折ったつもりですが、3時間ほど滞在しました。