先日オランダ代表オリンピック選手と撮影したものがついに今日放送された。
主人のレネさんは出張でひとりで見ることになったが、
なんかひとりで照れくさいようなソワソワした感覚があった。
蓋を開けてみれば15分のスポーツ番組の中のわずか2分ほどのコーナーであった。
どの番組で何時に放映されるなど詳しい情報はもらっておらず、
レネさんが番組内容を調べてこれじゃないかと的を絞って見つけた。
放送終了後すぐに担当者から感想を聞きたいと連絡があった。
貴重な体験をさせてもらった上に報酬までもらえる。
担当者の方も満足しており、面白かったと感想が寄せられたと言ってもらえた。
また機会があれば続けたいと申し入れ、
このチャンスをくださったことに感謝を伝えた。
どうやら来月も撮影されるらしい。
半日の撮影で2分間か…と思いきや
ほかの部分は編集されまた来週新しく放送されるらしい。
テレビでナレーターの人が私の名前を読み上げたのを聞くと、
別人の誰かであるような感覚があった。
私が話すときにだけオランダ語の字幕がつけられ、
そら私のめちゃくちゃなオランダ語じゃあかんわな…と思い知った。
ナレーターが私を紹介したときに
「日本人の〇〇(韓国名)さんは…」という風に読み上げたので、
正式には日本人じゃないんやけどな…と内心思った。
感覚はほぼ日本人であることには間違いないが、
国籍で区別するのなら間違いなく韓国人の扱いになるからである。
パスポート通りの韓国名でオランダで暮らしている以上、
この番組をオランダ在住の日本人の方が見れば、あの人は日本人ではないとクレームを入れられかねない。
その辺は担当者も承諾済みではあるが、
このゆる〜〜〜いオランダでは日本のように神経質になる必要はないのかもしれない。
韓国籍で日本を語る立場だからこそ
非難されるようなことがあってはいけないし
主張も決して間違っていてはいけないと日本人以上の配慮が必要な気がしてしまう。
私のオランダ語がひどいので思ったように論理的に説明ができないことはとても歯がゆい気持ちになった。
本当にありがたい機会をいただき感謝しきれない。
とにかくテレビに映る自分がなんか気持ち悪く不思議な感覚であった。