ミラノ
※2011年3月半ばにイタリアを旅した時のことを書いています。
ベネチアでいい空気を味わって、
それまでに自分の中で感じていたストレスが程良く解放された。
あとは、成田への帰国便が飛び立つミラノでの1泊を残すのみ。
ミラノへ移動するに当たって、不安なことがあった。
今回のイタリアは、滞在するホステルなどでは快適に過ごしたい、と、
ホステル選びの際に、普段重視している場所や値段、以上に、口コミなどの評価を重視していた。
主に、HostelWorld.comの評価を基準に、10段階で9以上の評価をもらっているところばかりを選んできたのだ。
おかげで、あまりいい印象のないローマやフィレンツェでも、ベッドやキッチンは清潔で、静かで、スタッフも親切で朝食もおいしくて・・・と、宿の中ではとても快適に過ごせていた。
ミラノでは、日本に帰国する飛行機に乗るために1泊するだけ。
なので、宿の評価よりも、駅からと空港までのアクセスを重視して決めた。
というか、本当は、場所だけではなく多少は評価も気にして宿選びをしたかったのだけど、
ミラノで手ごろな値段のホステルは、どこも評価がびっくりするほど低くて、評価が高い宿はなかったのだ。
どんなものだろう?
このイタリアで、評価が低い宿って…
不安を抱えながら…
宿に着いてみて…
部屋の床に溜まったほこり、髪の毛。
不潔なトイレ。
ベッドルームのまさにベッドの上でたばこをふかす人たち。
宿中にカビと煙草の臭いが充満している。
照明も足りず、暗い館内。
きた~~~…
20ユーロ近く払ってこれか…
まぁ、1泊だし、仕方ないよな…
これで『汚い』なんて、私らしくない。
今までタイやインドやマレーシアやエジプトや、ひどい宿に泊まってきたじゃないの。
そこと比べればまだましだよ
部屋に荷物を置いて、あきらめモードでフロントに行く。
そこで煙草をふかしながらフロントにいたオーナーが一言。
『あ、予約した時の部屋の金額、間違ってたんだ。差額の2ユーロなんだけど、今払って。』
私:「え?!違っていたならなぜ予約してから今日までの間に連絡をくれなかったの?」
オーナー:『今日、予約の確認してて気づいたんだ。今サイト見てもらえば変更されてるから見てもいいよ。』
私:「値段を見て決めたのに。もし違う値段なら違うホステルにしたかもしれないのに。。。」
オーナー:『たった2ユーロだよ?!! 今お金がないなら後で払ってもいいし!!』
私:「いやいや、私は今晩がヨーロッパで最後の夜で、ユーロはもう余分には持ってないの。おろそうと思ったら最低10ユーロからしかおろせないんだよ?手数料だって2ユーロ近くかかるんだよ。」
オーナー:『だってしょうがないじゃん、泊まるのに必要なお金なんだから、おろすしかないでしょ。』
ホステル側の不手際で起きたアクシデントにも関わらず、謝らない、当然のように言う、同情しない、最終的にこちらを非難する、というオーナーの態度に私ももう話し合いたくもない、許せない気持ちになる。
私:「なんで、すみませんでした、の一言が言えないんだよ!!!!!」
ついに叫んだ私の声が廊下に響き渡って、
オーナーもひるむ。
今日までたくさんのイタリア人に言いたかった不満が一気に噴き出た。
私:「OK 払います。今から宿を探せないし、私にはもう選択肢はないから、
Im gonna stay your facking hostel!!」
お金をおろしに行こうとした私を、オーナーが引き止める。
ごめんね、怒らせると思わなかった、コーヒーでも飲もう、ごちそうするよ。
と。
コーヒー1杯で許せる心の余裕はもはや私にはなかったけど、女の一人旅。
オーナーは中年の男性だし、ここで揉めすぎても自分の立場や身も危うい。
とりあえず、マキアートを作ってもらい、オーナーと飲みながら話す。
結局、ごめんね、お金の話はもうやめよう、となって、余分なお金は払わなくていい、となった。
それまでのイタリアでの対人のストレスが悔しさや虚しさみたいな感情になって、なんで私、最後の最後まで人と喧嘩してるんだろう、と思ったら涙が出てきた。
オーナーが、ごめんね、ごめんね、あや、ごめんね、としきりに謝っていた。
もう、オーナーへの怒りはどうでもよかった。
私:「私もごめんね、叫んだりして。お金のことはありがとう。今日が最終日だから、ちょっと観光してくるね。」
ミラノのドゥオモ
外見はとても美しく、中はシンプルな祈りの場になっていて、なかなかいい雰囲気だった。

ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
ミラノはおしゃれですこと。洗練された空気を感じます。

スフォルツェコ城
中には入ってないけど、ライトアップの雰囲気が素敵で、周りにベンチがたくさん。
少し寒かったけど、スタンドで買ったマキアートを飲みながら少し休憩。

海外生活、この1年の最後の食事。
ホステルの最寄駅近くにあったピザハウスで、イタリア旅行初めてのホールのピザ。
白ワインの4/1デキャンタと一緒に。
全部で15ユーロほどだったかな。

宿に戻るとオーナーが待ち受けていて、私の手に5ユーロ札を握らせた。
あや、ごめんね。さっきのお詫びだよ。あと、もし良かったら一緒に夕飯を食べない?ごちそうするよ、出前だけど。
煙草臭くて、小太りの中年オーナーは好きではなかったけど、
最後の夜だしなるようになれ!!と、一緒に出前のサラダとピザでワインを飲み明かしたのでした。

翌日の早朝、宿の近くからでるエアポートバスに乗って空港へ向かった。
私の1年が、終わった。
ベネチアでいい空気を味わって、
それまでに自分の中で感じていたストレスが程良く解放された。
あとは、成田への帰国便が飛び立つミラノでの1泊を残すのみ。
ミラノへ移動するに当たって、不安なことがあった。
今回のイタリアは、滞在するホステルなどでは快適に過ごしたい、と、
ホステル選びの際に、普段重視している場所や値段、以上に、口コミなどの評価を重視していた。
主に、HostelWorld.comの評価を基準に、10段階で9以上の評価をもらっているところばかりを選んできたのだ。
おかげで、あまりいい印象のないローマやフィレンツェでも、ベッドやキッチンは清潔で、静かで、スタッフも親切で朝食もおいしくて・・・と、宿の中ではとても快適に過ごせていた。
ミラノでは、日本に帰国する飛行機に乗るために1泊するだけ。
なので、宿の評価よりも、駅からと空港までのアクセスを重視して決めた。
というか、本当は、場所だけではなく多少は評価も気にして宿選びをしたかったのだけど、
ミラノで手ごろな値段のホステルは、どこも評価がびっくりするほど低くて、評価が高い宿はなかったのだ。
どんなものだろう?
このイタリアで、評価が低い宿って…
不安を抱えながら…
宿に着いてみて…
部屋の床に溜まったほこり、髪の毛。
不潔なトイレ。
ベッドルームのまさにベッドの上でたばこをふかす人たち。
宿中にカビと煙草の臭いが充満している。
照明も足りず、暗い館内。
きた~~~…
20ユーロ近く払ってこれか…
まぁ、1泊だし、仕方ないよな…
これで『汚い』なんて、私らしくない。
今までタイやインドやマレーシアやエジプトや、ひどい宿に泊まってきたじゃないの。
そこと比べればまだましだよ
部屋に荷物を置いて、あきらめモードでフロントに行く。
そこで煙草をふかしながらフロントにいたオーナーが一言。
『あ、予約した時の部屋の金額、間違ってたんだ。差額の2ユーロなんだけど、今払って。』
私:「え?!違っていたならなぜ予約してから今日までの間に連絡をくれなかったの?」
オーナー:『今日、予約の確認してて気づいたんだ。今サイト見てもらえば変更されてるから見てもいいよ。』
私:「値段を見て決めたのに。もし違う値段なら違うホステルにしたかもしれないのに。。。」
オーナー:『たった2ユーロだよ?!! 今お金がないなら後で払ってもいいし!!』
私:「いやいや、私は今晩がヨーロッパで最後の夜で、ユーロはもう余分には持ってないの。おろそうと思ったら最低10ユーロからしかおろせないんだよ?手数料だって2ユーロ近くかかるんだよ。」
オーナー:『だってしょうがないじゃん、泊まるのに必要なお金なんだから、おろすしかないでしょ。』
ホステル側の不手際で起きたアクシデントにも関わらず、謝らない、当然のように言う、同情しない、最終的にこちらを非難する、というオーナーの態度に私ももう話し合いたくもない、許せない気持ちになる。
私:「なんで、すみませんでした、の一言が言えないんだよ!!!!!」
ついに叫んだ私の声が廊下に響き渡って、
オーナーもひるむ。
今日までたくさんのイタリア人に言いたかった不満が一気に噴き出た。
私:「OK 払います。今から宿を探せないし、私にはもう選択肢はないから、
Im gonna stay your facking hostel!!」
お金をおろしに行こうとした私を、オーナーが引き止める。
ごめんね、怒らせると思わなかった、コーヒーでも飲もう、ごちそうするよ。
と。
コーヒー1杯で許せる心の余裕はもはや私にはなかったけど、女の一人旅。
オーナーは中年の男性だし、ここで揉めすぎても自分の立場や身も危うい。
とりあえず、マキアートを作ってもらい、オーナーと飲みながら話す。
結局、ごめんね、お金の話はもうやめよう、となって、余分なお金は払わなくていい、となった。
それまでのイタリアでの対人のストレスが悔しさや虚しさみたいな感情になって、なんで私、最後の最後まで人と喧嘩してるんだろう、と思ったら涙が出てきた。
オーナーが、ごめんね、ごめんね、あや、ごめんね、としきりに謝っていた。
もう、オーナーへの怒りはどうでもよかった。
私:「私もごめんね、叫んだりして。お金のことはありがとう。今日が最終日だから、ちょっと観光してくるね。」
ミラノのドゥオモ
外見はとても美しく、中はシンプルな祈りの場になっていて、なかなかいい雰囲気だった。

ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
ミラノはおしゃれですこと。洗練された空気を感じます。

スフォルツェコ城
中には入ってないけど、ライトアップの雰囲気が素敵で、周りにベンチがたくさん。
少し寒かったけど、スタンドで買ったマキアートを飲みながら少し休憩。

海外生活、この1年の最後の食事。
ホステルの最寄駅近くにあったピザハウスで、イタリア旅行初めてのホールのピザ。
白ワインの4/1デキャンタと一緒に。
全部で15ユーロほどだったかな。

宿に戻るとオーナーが待ち受けていて、私の手に5ユーロ札を握らせた。
あや、ごめんね。さっきのお詫びだよ。あと、もし良かったら一緒に夕飯を食べない?ごちそうするよ、出前だけど。
煙草臭くて、小太りの中年オーナーは好きではなかったけど、
最後の夜だしなるようになれ!!と、一緒に出前のサラダとピザでワインを飲み明かしたのでした。

翌日の早朝、宿の近くからでるエアポートバスに乗って空港へ向かった。
私の1年が、終わった。