まるやむ短歌日記 -4ページ目

灰色の雪

灰色の雪が降りますこの町に私は人形青い眼をした(金子まるやむ)

飛べない天使

僕はもう飛べなくなっても良いんだよだから誰かに希望渡して(金子まるやむ)

割れるまで

割れるまで見上げていたいシャボン玉虹のあなたに私が映る(金子まるやむ)

イチゴ

冬の音そっと背後に立ち出でてイチゴをひんやりくわえて逃げる(金子まるやむ)

まだ今朝は

まだ今朝は空の色さえ見えなくて鴉の一羽遠く鳴く声(金子まるやむ)

林檎

半分に割れた林檎は転がって裸足のくるぶし叩いて跳ねる(金子まるやむ)

シャボン玉

ちっぽけな幸せ揺れるシャボン玉空の青さが溶け出した午後(金子まるやむ)

魔法が解けた

固まった人形でいた五日間魔法が解けたあたしはだあれ?(金子まるやむ)

朝早く

今朝早く禊のあとに感謝するげに御神は吾(あ)に近くあり(金子まるやむ)

シュート!

曇る空路傍のゴミ箱蹴飛ばして一直線にシュート決めよう(金子まるやむ)