朝が早いこの時期。
梅雨の真っただ中なのだけれど時には梅雨の中休みで晴れる日がある。
その日をねらって出かけた。
天候を知る上では地元が最高の優位。
当時は朝に3本の下りがやってくる。
いずれもED78の重連。
板谷峠を下りた形式は仙山線の貨物に活路を見出した。
もともとそのようになっていたし、機関車を持たないJR貨物の運用を受託するというのは自然だったのかも知れない。
少なくとも3本もまとめて写せるのは効率的。
まだ運用が消滅する話はなかったのでナナメ前からカチッと写す必要がなくいろんなチャレンジができた。
自宅からクルマで40分ということなので失敗してもまた、という余裕がある。
さすがにこの時間帯、周囲は静か。
その静寂を破って重連のジョイントが響く。
区名札を「福」から「仙」に変えた勾配用機関車のモータが唸る。
時代はその先に進み、これも過去の姿になった。
今の時期、早起きしたのが懐かしい。