春3月、C57牽引の客レが追分を発車する。
確か3月下旬で、もうその頃には雪はなかった。
当時の追分は機関区があり、室蘭本線だけではなく夕張線の貨物列車もあったので構内はにぎやか。
シグナルブリッジが近代的な印象だった。
渡道してわかったのは、このような構内の広い駅では列車がどの線路を走ってくるのかわかりにくいこと。
本当はしっかりフレーミングしてピントも合わせておきたいのだけど、肝心の構図が決まらない。
いちおう三脚にカメラを据えておきながら雲台を動かすという妙な写し方をしていた記憶がある。
そんなものだから、トリミングしないとどうしようもない絵を量産してしまった。
今ならズーミングしながらAFで追随するくらいはやるだろうと思う。
まあ、北海道で蒸気機関車を写せたということで。
年代的にも今の高校生の方がはるかにしっかりした絵作りをしているなあ。