令和4年(2022)は、八葉寺をお開きになった空也上人が、会津八葉寺で往生なされてからちょうど1050年目に当たります。
それに合わせて、今春、東京国立博物館では、「空也上人と六波羅蜜寺」展が催され、多くの入場者が訪れたそうです(私も勉強のため行って参りました)
当山の開山堂には、大きな空也像(江戸時代)がおまつりされています。しかしお堂の老朽化が激しく、雨漏りや柱の腐食などが進んでいました。
そこで、1050年という節目の年に当たる本年、開山堂を新しく建てなおすことにしました。本年の祭礼(8/1~7)には間に合う予定です。また本堂である阿弥陀堂の西側が開山堂、東側には十王堂が位置します。片方だけ新しくはせず、やはり老朽化している十王堂も、新しく建てなおすことにしました。十王堂のほうは今年の祭礼には間に合わないかもしれません。
現在、設計図も完成し、来週あたりから着工の見込みです。それに先んじて、写真のように、お堂のひな形模型を作り、中の荘厳(飾りかた)をあれこれ考えています。写真3枚のうち、1枚目は、現在建っている十王堂です。2枚目と3枚目の写真は、新しい十王堂の模型で、えんま様の周囲にどうやって地獄絵図を掛けようか、試行錯誤しています。


