このコロナ禍のなか、「冬木沢詣り」を挙行するかどうか、慎重に話し合いを重ねてまいりました。結論から報告申し上げますと、
やります。
生きている人同士の三密には問題があります。ただ、われわれの大切なご先祖さまとの距離を、疎遠にはしたくないものです。一年に一度、ご先祖さまや先亡精霊と、もっとも密になれるのがお盆。そのお盆のお迎えに冬木沢へお詣りすることを、どうして妨げられましょう。
もちろん、挙行には工夫が必要になります。参詣諸人同士が三密にならぬよう、ソーシャルディスタンスをとりやすいように気をはらい、工夫して挙行いたします。安心してお詣り下さい。
例年と異なる点は次のようになります。これら以外は例年通りです。
まず、鰐口を鳴らしたり、抹香で焼香したり、お鈴を叩いてのお詣りはできなくなります。これは衛生面からの処置です。代わりにどうやってお詣りしていただくかは、現在検討中です。
また、例年8/5の10時から「空也念仏踊り」を開催していましたが、こちらも中止(完全中止ではないが、検討中)です。これは見物人の密集を避ける処置です。
ご参詣の皆さまにおかれましては、
・県をまたいでの移動も自由になりましたが、東京とその近辺ではまだまだ発症事例が収まりません。そちらのほうからご参詣なさる際は、細心の注意をお払いください。
・比較的すいている午後の時間帯(正午~15時ころ)の参詣を推奨いたします。
・マスク、もしくはフェイスシールドを着用してください。
ご不便をかけますが、ご協力ください。
われわれも工夫します。よいお迎えにしましょう。