愛染恭介のやぶからぼう日記 -24ページ目

虎舞

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今年も「ブンナよ、木からおりてこい」の公演が6月にありますが(詳細はいずれ)、
そのブンナチームで、荒馬座で和太鼓の稽古に行ってまいりました。
和太鼓はこの芝居そのものには関係ありませんが、チームワーク、
または演劇のアンサンブルを作るにあたって何かヒントなり、刺激があるのではという
ヌシのメシの粋な計らいでした。
が、ほんとに稽古に参加して良かった!

以前「なんば歩行」について書いたことがありますが、
この荒馬座では「なんば式」ストレッチというものから始まり、
いわゆる西洋の筋肉や筋を意識するというよりも「骨」を意識するというものであり、
身体をほぐす、というよりも身体全体のバランスを調整して、
最後には「地に足がしっかり着く」という感覚に落ち着くのでした。

そして実際の太鼓を叩くときの「力を抜く」という技。
全てのことに共通しているけれど、「轟く」ことや「突き抜ける」には
力任せではなく、力をいかに抜くかという極意がなければ成し遂げられない。
あたまでは分かっていても、なかなかどうして力が入って、
結局翌日の今は腕がぱんぱんの筋肉痛。

だがしかし音と身体が一体化する瞬間がたまらない。
ましてや初心者同士とは云え、チームで音を出す感覚は、
下手な自意識が片隅に箒で払われるごとく太鼓に支配されるさまが心地いい。

そしてなにより!の収穫は稽古のあとに熟練団員の方による、
我々が稽古で基本を学んだ三崎湾の漁師に伝わる祭り囃子の太鼓披露。
涙が出たさあ!
歌舞伎や能ではない、民衆による伝統芸能は、いつの時代も血湧き肉踊る
だれかれも巻き込む猥雑なドアが開かれているよ。
最後には、多くが震災で流されてしまった釜石のお祭り舞踊、「虎舞」を披露して
頂きました。なんかね、当たり前のことなんだけど
町と祭りは切ってもきれないことが目の前で繰り広げられたよ。
思わぬ収穫の夜でした。

愛染、出直して5/17荻窪クラブドクターでライブです。

5月はコレ

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にんじんピクルスの太さを、蕎麦からうどんにしてみた。
見た目は蕎麦の方がいいのだけど、歯ごたえ、エキスが抜けない旨味はうどんの方が
良いからと思ったのだがはたして。
こうしてみると、にんじんではない違う生き物。太くなったぶん、図太い生き物に
変身したようだ。

さて今月のライブはコレです!
5/17(木)荻窪クラブドクター
Open19:00 Start20:00
Adv\2000/Atd\2300(+1drink\500)
共演:ハウス・オブ・グリーン

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ハウス・オブ・グリーンは噂には聞いていたが(葉子はまだメンバーなのか?)、
今回初の共演です。20時よりハウス・オブ・グリーン、21時より愛染。
どちらもお見逃しなく!

ご来場ありがとうございました~

稲生座、おちょことのツーマンライブ、雨の中予想以上のご来場、ほんとにありがたく思います。
フライヤーを見て来て頂いたあなた、CDまで買って頂いて、私は嬉しく嬉しくてて、チュチュを着て踊りたくなりました!

そして、声をかけてくれたおちょこに感謝。俺のお客さんも、おちょこ初体験にかなり圧倒されていました。凄い存在感だと!
おちょこのシェーカーとラップだけによる「くりかえすくりかえす」 は新境地。震災を歌ったものとして、他の誰の曲より揺さぶりをかけてきます。やはり、
こういう果敢な表現者が目の前にいることは、指針であり宝であります。
そして、稲生座のえみちゃんのビアノはやっぱり最高です。
色んな意味で充実した夜となりました。