皆様、こんばんは！前世は餓死した河原乞食です。
昨日は緊急特番のため、急遽出場権利を剥奪され、寂しく舞台袖に退場・・・
でも、今日は特に出掛ける用事も無く、そのお陰で「スクープ記事」も降って湧かず・・・
無事１日順延しただけで、出演の機会がゲットできた～！！！ラッキ～
ということで、久々の「ランチの女王様」・・・今回のお題は「お江戸で猟師風」・・・まず、ご安心頂きたいのは、お腹を空かして朦朧となったアラフィフ主婦が中央通りでライフル銃をぶっ放したワケでは無い（そんなことしてたら、昨晩の内にＮＨＫ・民放共に「年金支払い年齢を先延ばしか？」を差し置いてトップニュース間違い無しだったハズ・・・）
今回も、絶品ランチに舌鼓････だったのだが、ちょっといつもとは状況が違い、河原乞食らしからぬ展開・・・・さて、いかに・・・。
（私のランチへの執着心について、まだ知らない人は、こちらをクリック！）
ところは、お江戸日本橋・・・にほど近い、日本橋本町。
オフィスを出て、右に３０秒歩けば中央通り・室町３丁目の交差点。角には色気の無い銀行
ばかりが林立しているが、（四つ角が北海道・北陸・中国・みずほの各店舗。全然美味しくナイ
）それ以外は、老舗の名店が軒を連ねる、まるで美味しいモノ発祥の地！！！
店舗を構えていなくても、お昼時ともなれば、どこからともなく何台ものバンやワゴンが出没し、通りにところ狭しと並んで美味しい匂いを醸し出してくれる。
今日のお目当ては、製薬通りの「タコライス」！
中央通りよりも１本昭和通り寄り、大手製薬会社の本社が複数居を構える通りなので、仲間内で勝手に「製薬通り」と、マンマ面白味のカケラも無い呼び方をしている。
河原乞食らしくもない展開とは何か・・・・・？？？
私は通常、向こう１週間先のメニューまでとことん考え尽くして、決して無駄の無い食生活を送るべく鋭意奮闘してきた人間だが・・・特に理由は無いものの、今日に限っては「これを食べよう！」と決心すること無く、お昼時を迎えてしまった。
そろそろ買い出しの時間・・・・
さて、何が食べたいんだ？？河原乞食さんよ？？？
と、その時、いつもなら「何でもいいから、あいぞうと同じの買ってきて～」
と、ランチなど何でも構わないという、私に言わせれば「人間として終わっている」同僚Ｋが、
「今日はタコライスがいいなぁ・・・
」
・・・人間としての欲が、やっと復活か？？？
イヤ、実はこのＫ嬢、別に食べ物に興味が無い訳では無い。夜一緒にご飯を食べに行ったり、旅行に行ったりしたこともあるが、それなりに食べ物には煩いし、一人暮らしだが、こだわりを持って良く料理もしているし、美味しいモノを知っている･･･つまりは「私寄り」の、いわゆる仲間だ。（でも河原乞食のように卑しくは無い）
そんな彼女だが、昼休みに食べるランチへの執着心は殆ど無い。その彼女がだ！！！何があったかは知らないが（イヤ、多分何も無いと思うが）、突然の宗旨替え！！！ここまで言うのは余程のこと・・・・
くぅ～っ！コレでタコライスを買って来なければ、河原乞食の名が廃るというモノ！
たったこれだけのことを説明するのに、１０数行・・・・ああ、また無駄遣い・・・。
そしてお昼ちょっと前に製薬通りに向かってＧＯだ！
もう、河原乞食の脳みそには、タコライス以外の思考など、何も無い。
タコライスの５文字が脳内でトグロを巻いている。
レタスとコーンが温かいご飯の上にたっぷり載って、その上のタコミート・・・。牛さん
にしようか、それとも鶏さん
にしようか！いやいや、ここはやっぱりミックスでしょう！で、その上に今日はチーズもトッピングしちゃおう！タバスコを多めに振り掛けて、スプーンで混ぜて、いざ実食～！（って、エア・タコライスか？）
しかし、ここに大きな落とし穴があった。
タコライス屋は、毎週月曜日と木曜日に出店される。
休み明けの今日は、当然月曜日・・・・ではなかった。
今日は火曜日・・・・・いつもならタコライス屋のイケメン兄ちゃんが愛想良く客引きをしている角では、ネパール人がインドカレーを売っていた・・・・・心の中で号泣した・・・。
心に大きな穴がポッカリ空いた状態で、何気に右の方を見てみると・・・
そこには見知らぬ白いワゴンが！
◆白い車体に緑と赤のマーク・・・・もしやイタリアンか？？？
（買物をしている制服のお姉さんは、近所の大手製薬勤務の若い社員らしい・・・私では無い。）
◆正面にまわってみた！ん？？？「カチャトーラ屋さん」？？？
カチャトーラって何よ？という皆様へ、河原乞食からのワンポイント解説
そもそも「カチャトーラ」とは、イタリア語で「猟師風（alla Cacciatora）」という意味。山の猟師が作りそうな料理というイメージで命名されたという説があるものの、定かではない。ちなみに海の漁師は「ペスカトーレ（pescatora）」。こちらは実際に漁師さんが、売れ残った小さめの魚介類を使って料理したのが始まりといわれている。
一言で言えば、何かしらの肉をトマト煮込みしたものがカチャトーラの定義らしい。
残念ながらマタギに知りあいはいないが（きこりならピグ友に居るが・・・）、カチャトーラは我が家でも定番の料理だ。
何故なら、冷蔵庫の中にありがちなナスやピーマン、タマネギと、何かしらのお肉をオリーブオイルで炒め、トマトの水煮缶を入れて、白ワインで煮込む・・・で、塩コショウで味を整えたら出来上がり！！！なんて、主婦にとってお手軽で美味しい調理法！忙しい時などのお助けレシピだから、我が家でも大活躍だ！
だから、そんな簡単で美味しく作れるモノを、我がお楽しみのランチにわざわざ登場させるかぁ？？？
タコライスを待ち望んでいるＫ嬢に電話をした。タコライスは無念にも入手できず・・・・その代替えはどうしたものか。
「カチャトーラ、美味しいから、それ買ってきて～！
」
彼女達は既に何度か食べたことがあったらしい。私が不在の日だろう・・・・何となく「やられた感」・・・・。
◆メニューは３種。Ｋ嬢の他、上司ともう一人の同僚の計３人はクチを揃えて「チキン」を御所望。
煮込みハンバーグ好きの私は、迷わずバーグカチャトーラに決定！
驚いたことに、こちらの車内にも若いイケメンが！キッチンワゴンは、イケメンが定番なのか？？？
そして、そのイケメン・・・注文してから、車内の厨房で、一つ一つ丁寧にランチボックスに入れ始めた。
ご飯の量が、ハンパ無く多い！聞けば２００グラムもあるとのこと（大盛りは２８０グラムで５０円増しだそうだ）
その横にトマトソースをたっぷりかけ、ブロッコリー・フライドポテト・焼いたナス・茹でたペンネを、それぞれのタッパから取り分けてトマトソースの上に載せて行く。
香ばしくローストしたチキンを２切れ載せたら、最後に刻みパセリを散りばめて出来上がり！
（私のバーグは、トマトソースの下に埋められた。味が沁み沁みしていそうだ）
なかなか、丁寧な作りで、芸も細かい・・・。
これは楽しみだ！
温かいうちに食べたいから、急いでオフィスに戻る。
それでは、女史×３人が所望した「チキン・カチャトーラ」と、河原乞食が直感でチョイスした「バーグ・カチャトーラ」を、ここに一挙公開！！！
◆香ばしいチキンに、甘酸っぱいトマトソースが最高のマッチング！
赤のソースに緑のブロッコリー・・・目でも十分に楽しませてもろてますわ！
◆元々トマトソースで煮込んであるバーグは、ご飯の横・ソースの底に埋まっている。
更にソースの味が浸み込んで、香ばしいバーグが深く甘い味に大変身！
２００グラムの雑穀米の上には、肉肉しいソーセージが！！！
「手間要らず、技要らず」と揶揄したはずのカチャトーラ・・・まず見た目と香りは大合格！
では、その味はいかに？？？
まず、ちょっと硬めに炊いた雑穀米・・・・お米自体に甘みがあって美味～！
トマトソースと絡めて食べると、更に甘みが増幅・・・脂との相性、抜群～！
上に載った野菜をちょっとどかして、バーグ君と初対面！！！
スプーンで崩して、ソースを十分に絡めて「いただきま～す！
」
・・・・・・・意外にも、いい挽肉使ってるじゃない！つなぎは最小限・・・炒めたタマネギを入れてあるね！
バーグをちょっと崩すだけで、肉汁がトマトソースの上にほとばしる・・・。
そうすると、甘酸っぱい絶品トマトソースが更に味わい深くなる・・・・いい相乗効果だね。
ソーセージは、脂っぽさを落とすために炒めるのでは無くて茹でてある。心憎い気配りか・・・。
突っ込みどころが無いどころか、カチャトーラ料理そのものの認識が大きく変わってしまうほどの絶品！
狂喜乱舞どころか、もう既に悶絶モノ・・・・・
タコライスを入手できなかった口惜しさなど、既に大気圏の彼方に吹っ飛んでしまっていた。
いやぁ～えぇモン食べさせてもろたわ～（関西商人風）
ん？？？どこからか足音が・・・・・
どんどん、近づいて来る・・・・・かなりの人数か？？？
◆カチャトーラを堪能した河原乞食の脳内は、既にリオのカーニバル状態！
◆チキン・カチャトーラ～オブリガ～タ～（ありがとね～）
◆ＶＩＶＡ～！バーグ・カチャトーラ！！！
いんやぁ～！！！
今日は期せずして「新メニュー」の開拓が出来た上に、
イタリア料理のハズだったけど何故かリオのカーニバルにもご出張頂く結果となった。
（セクシー映像を選ぶつもりじゃなかったのに、カーニバルっぽさを出そうと思うと、こういう系統しか無かった････女性の皆様、すみません・・・）
このイケメンが運営するカチャトーラ屋さん、毎週火曜日に我がオフィス界隈に出店しているらしい。
ふっふっふっ・・・・・また一つ、バイトに来る楽しみが増えた・・・・・。
そして食後・・・その日の夜にアップすべくブログの構想を練るために、仕事そっちのけで頭の中で文章の推敲を重ねるあいぞうと河原乞食の師弟コンビ・・・。
よもや、その帰路の車両で、アンビリーバボーな女×２人に出会ったせいで、せっかくの記事原稿がお蔵入りになるかも知れない危機に陥るとは・・・・・・お釈迦様でも予測できないことであった・・・・合掌・・・・。
（今日は何事も無かったお陰で、カーニバルのお姉さま達とこの記事を公開することができて、ちょっとホッとしているあいぞう・・・）
次回のバイトは明日１３日の木曜日。
木曜日限定のランチは何だったか・・・・・既に脳内からはカーニバルは撤収し、明日に備えているあいぞうであった。
「ランチの女王様シリーズ」は、まだまだまだ続く・・・と思う・・・・・。
