今日から、港区議会第3回定例会スタートです!

 

今回は、決算特別委員会もあるので、トータル1か月続きます。

第3回定例会の日程はこちらです。

http://www.gikai.city.minato.tokyo.jp/0000001816.html

 

 

たくさん陳情いただいているのですが(あと、幼稚園と学童クラブについての記事)、今日と明日は本会議の代表質問なので、区役所も答弁調整で大忙しで、ちょっと時間がかかっておりますので、しばしお待ち下さいm(_ _)m

明日の一般質問が終われば、少し落ち着くはず。。

 

本日は、代表質問。

うちの会派からは、榎本あゆみ議員が登壇しました。

赤ちゃん抱っこしながら、質問作成、頑張っていました!!

 

明日は、なかまえ由紀議員が、会派を代表して一般質問に登壇します。

 

今議会から、スマホでも議会のライブ中継が動画で見れるようになりました!

ので、ぜひ、ご覧くださいませ。

議会は、13時からスタートです。

 

本会議以外にも、20日から始まる「決算特別委員会」の様子も、ライブ中継されます。

 

議会HPはこちら。⬇︎

http://minato.gijiroku.com

 

 

過去の議会の録画中継なども見れます。

もちろん、議員の名前で検索すると、私のも見れます。

http://minato.gijiroku.com/g07_Video_Search.asp?Sflg=3

 

いろいろとHPも進化してきました。うれしいはあと

 

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昨日は、議会開会の直前ではありますが、会派の有志で、「性犯罪被害者支援」についての視察に行ってきました。

 

前回の定例会で、「港区で犯罪被害者支援条例の制定」を求めて請願を出された望月晶子弁護士に、彼女が代表を務めて活動されている「NPO法人 レイプクライシスセンター TSUBOMI」について、お話を伺ってきました。

 

「レイプクライシスセンター TSUBOMI」のHPはこちら。

http://www.crisiscenter-tsubomi.com

 

 

 

左上から時計まわりで、山野井議員、阿部議員、望月弁護士、黒澤弁護士、なかまえ議員、兵藤議員、私。

 

 

数日前には、会派有志で、「NPO法人 性暴力救援センター・東京 SARC東京」も視察してきました。

「SARC 東京」のHPはこちら。

https://sarc-tokyo.org

 

 

東京都では、東京都公安委員会指定の「公益社団法人 被害者支援都民センター」があります。

http://www.shien.or.jp

 

 

こちらでも、平成29年度の相談・支援実施が合計5807件で、そのうち約半分は「性被害」が占めています。

公安委員会指定なので、やはり警察との連携が強いようです。

 

 

「SARC東京」の方は、24時間ホットライン(性暴力救援ダイヤルNaNa)をやっていて、電話相談や面接相談、医療機関の紹介と同行支援、警察への通報希望の場合の同行支援、専門家の紹介と同行支援などを行っています。

 

こちらの方が、「警察」に行くことに心理的抵抗がある人などには、相談しやすい雰囲気のようです。

 

「TSUOMI」は、平日14時〜17時の電話相談の他に、メール相談を受け付けていること。男性被害者への支援も行っていること。弁護士や臨場心理士が中心になって立ち上げた団体であること、などが特徴です。

やはり、相談を受けて、必要な支援につなげてくれます。

 

相談者の年齢層が、「SARC」は未成年25%、若年層(20代後半まで)が70%、なのに対し、「TSUBOMI」は10代と20代が圧倒的に多くて、同数くらい。

 

以前、ブログに記事を書いた「にんしんSOS東京」( https://nsost.jp )もレイプトラブルの相談に応じていますが、10代が30%、検索手段は「ユーチューブで知った」が多い、と言っていました。

 

前に書いた記事はこちら。「性教育プロジェクト」

https://ameblo.jp/aizeye/entry-12394610118.html

 

 

いろいろな相談窓口があるんだな、と思いましたが、「自分に合う、合わないもあるので、相談窓口の選択肢はいくつかあった方がいい」ということでした。

 

 

ただ、「SARC東京」でも「TSUBOMI」でも、課題として、「市区町村に、犯罪被害者相談の総合窓口があった方がいい」ということを挙げられていました。

 

生活に身近な区役所の中に、総合窓口があることは、心強いことだし、そこから、それぞれのケースにあった相談窓口、支援機関につないでほしい。被害者が再び元の生活を取り戻すために必要な支援の多くが、自治体の住民サービスや社会サービスになるので、自治体で、きめこまかい犯罪被害者支援をしていく必要がある、ということでした。

 

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新聞記者時代、司法の取材をすることが多かったのですが、殺人など、重大事件で若い女性の被害が凄惨で衝撃的だったこと、刑法が性犯罪被害者を救わないこと、加害者には無料で国選弁護士がつくのに、被害者が弁護士を雇う場合は自腹になるし、なんでも自分でやらないといけないこと、性犯罪の被害女性が、加害者の弁護士から信じられないような屈辱的な質問を受けていたこと、週刊誌がまるで被害女性の方に非があるかのような記事を書くこと、、、

 

もう、いくつも、はらわたが煮えくり返るようなことがありました。

いろいろ怒りを記事にぶつけてはいたけれど。。

 

私が担当した事件でも、アルバイト帰りの女子大生が、自転車に乗って帰宅途中に、自転車ごと知らない男に車で拉致されて、最後はガソリンをかけられて焼死させられたり、女子高生が元彼にストーカー被害を受けて、登校中に駅の駐輪場でめった刺しにされて殺されたり。

 

誰でも、いつ被害者になるか、わからない。

なのに、犯罪被害にあったら、誰よりも様々な支援が必要なのに、被害者の方には全然ない。

でも、そういう状況に陥るということを、多くの人が実際に被害にあうまで知らないだろうし、普通に生活していたら、なかなかわからない。

 

そもそも、新聞でも「強姦」という言葉は使わないで、「暴行」と言い換えていたし。

新聞が詳細を書けないようなひどい性犯罪事件はたくさんあったし、被害者のプライバシーを理由に、公表されないこともある。

 

「犯罪被害にあって、こんなに救われない国。こわくて住めない」と、本気で思いました。

なので、「犯罪被害者支援」はライフワークだと、ずっと思ってました。

 

あれから、10年以上経って、性犯罪に関する刑法も、明治時代以来やっと110年ぶりの改正があって、男性も強姦の対象になったり、親告罪でなくなったり、法定刑が引き上げられて厳罰化されたり、どれも「改正して当たり前だろ!! いつの時代の話だ!」と思うけど、まだまだ課題も残されています。

 

性犯罪の刑法改正については、この記事がわかりやすいかな。➡️ 

https://charitsumo.com/interview/6541

 

 

だいぶ前ですが、性犯罪の刑法改正のために尽力された、「NPO法人しあわせなみだ」の中野宏美理事長と、「ちゃぶ台返し女子アクション」の共同発起人、鎌田華乃子さんにお話を伺ったときの写真。

 

性犯罪の刑法改正運動「ビリーブキャンペーン」のお話を伺いました。

https://www.believe-watashi.com

 

 

 

「しあわせなみだ」のHPはこちら。

http://shiawasenamida.org

 

性暴力ゼロを目指して、精力的に活動されています。

 

鎌田さんは、こんな活動もされています。

https://camp-fire.jp/projects/46642/activities/42563

 

このお話を伺った後に、刑法改正を実現されて、「本当にすごい!!」と思いました。

感涙。

 

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当時、被害者支援は、国がやるべきもの、と思っていたのですが、自治体がやるべきことも沢山ある、と、今回、請願を受けて、いろいろ勉強しながら、改めて思う次第です。

 

名古屋市では、今年4月に条例制定し、一定期間ヘルパーの派遣や食事の配達などをする制度を設けたり、神戸市も7月に条例改正して、残された被害者家族の子供に対して教育支援を行う制度を新たに設けたり。

 

多摩市でも「犯罪被害者相談窓口」が、平和・人権課に設けられて、総合窓口機能を果たしているし。

港区、遅れてるんだなあ。。と。

 

明日の、港区議会の一般質問では、うちの会派(みなと政策会議)からは、なかまえ由紀議員が代表して、「犯罪被害者支援」について質問します。

 

港区でも、しっかり取り組んでいきたいです!