「港区新年あいさつ交歓会」を東京プリンスホテルで開催しました。
約900人の方々にご出席いただき、国際色豊かで、にぎやかな港区らしい新春の集いとなりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
「鏡開き」は、議長・副議長とイタリア大使。
閉会のご挨拶は、社会福祉協議会会長。
会長とともに、着物で出席しました!
お正月に着物を着るのは、気持ちも華やぎ、素晴らしい日本文化だな、と改めて。
こちらに、「港区新年あいさつ交歓会」での、区長の年頭挨拶をこちらに掲載します。
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皆様、あけましておめでとうございます。港区長の清家愛です。
輝かしい新年のはじまりに、「港区新年あいさつ交歓会」にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
皆様には、日頃より港区政に対する格別のご支援、ご協力を賜っておりますことに、心より感謝を申し上げます。
港区は、世界中から多くの人、物、文化が行き交う活気あふれる「港」です。
本日は、地域でご活躍いただいている区民の皆様、名誉区民の皆様、国や東京都、警察、消防などの関係行政機関、区内大使館などの大使閣下をはじめ、多くの関係者の皆様にご出席いただいております。
にぎわいがあり、国際色豊かな港区にふさわしい新春の集いとなりました。ぜひ、お時間の許す限り、交流を深めていただきたいと思っております。そして、ここ港区から新しい価値を生み出し、希望溢れる未来を一緒につくりあげる一年としてまいりましょう。
さて、今年は「巳年」になります。「巳」は「再生と変化」を意味し、多くの人にとって「努力が結実し、成長と飛躍の年になる」と言われています。
私は、昨年6月に、区民の皆様の信託を受け、港区長に就任いたしました。
就任後、半年が経ち、区長として区政運営を担っていく中で、約27万人の区民の命と生活を守っていくこと、誠実できめ細かな行政サービスを継続していくこと、そのために2000人の職員からなる区役所の組織の先頭に立っていくという重責に、日々身の引き締まる思いでおります。
区長就任の際の施政方針では、「やさしさが響きあい、世界とつながる都市・港区」を理想のまちとして掲げ、5つの重点施策を、区民の皆さんにお示しいたしました。
5つの重点施策とは、「世界で一番幸せな子育て・教育都市」「誰ひとり取り残さない健康・福祉・共生都市」「確実に命を守るリアル防災都市」「アート・環境・経済 持続可能な先進都市」「D X・区役所改革 頼れる便利なオープン区役所」の5つになります。
これらの実現に向けて、現在、全庁一丸となって、来年度予算編成に取り組んでいるところです。
コロナ禍が明け、社会活動が活発化し、外国人旅行者も過去最多を記録しました。区内経済も好調に推移しておりますが、物価高騰により、依然、厳しさのある区民生活をしっかり下支えしてまいります。
また、昨年の日本の出生数は70万人を切る見通しとなり、超少子高齢化、そして労働力不足という日本の深刻な社会課題は、港区にも押し寄せています。建設業の人手不足や資材高騰は工事費の高騰に繋がり、港区の財政にも大きな影響を及ぼしています。
こうした社会課題に正面から向き合い、積極果敢に区政を前に進めていく所存です。
昨年は、元旦の能登半島地震からはじまり、自然災害の脅威を思い知らされる一年でもありました。
8月のゲリラ豪雨により、区内でも浸水被害が起きたことから、区では新たに「止水パネル」の購入助成を開始いたしました。
また、区の行政課題に、事業者が提案する新技術をマッチングさせ、実証実験を行う「みなと新技術チャレンジ提案制度」を創設し、ドローンやA Iを活用した防災プロジェクトなどを採択いたしました。
マンション住民9割という都心港区の特徴を踏まえた「都市型防災モデル」を作り上げ、区民の命を確実に守り抜いてまいります。
そして、今年は、9月に「東京2025世界陸上」、11月に、日本で初めてとなる、「東京2025デフリンピック」が開催されます。
スポーツが生み出す感動、国際理解や聴覚障害への理解を、区民の皆様と共有してまいりたいと思っております。ぜひ、一緒に盛り上げてまいりましょう。
私の施政方針のスローガンは「Co-design the future -Minato city- 一緒に未来を描けるまち港区」です。
未来を担うすべての子供たち、若者たちが夢と希望を持って生きられるよう、港区をつくりあげてきてくださった方々が安心して暮らし続けられるよう、そして、社会を支える世代を力強く後押しできるよう、ぜひ、皆さんのお力をお貸しください。
結びになりますが、本日、ご参会の皆様、並びにご家族の皆様にとりまして、本年が輝かしい、幸多き一年となりますよう、心からご祈念申し上げ、私からの新年のご挨拶とさせていただきます。