先週末、シングルマザーを支援する団体「ママユナイテッド」が立ち上がり、そのレセプションパーティーが、六本木ヒルズのママスクエアで行われましたラブラブ

 

設立したのは、「ママスクエア」さん。

 

「ママスクエア」は、待機児童などになって働けなくなってしまったママたちのために、子供を託児スペースで預かってもらいながら、そのガラス越しでママたちが仕事をする、そのお仕事も提供する、という新しいスタイルのママ支援を全国展開している会社です。

 

会長には、元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨ちゃんが就任し、トークショーでは、私も登壇させていただきました!

 

 

愛梨ちゃんは、3歳のダウン症の男の子を育てているシングルママです。

「ダウン症の子を育ててるから、大変と思ったことはないけど、シングルで育てる、ということが、本当に大変」

と言っていた言葉が印象的でした。

 

ママユナイテッドのこの旗のマークは、「シングルママに賞賛を!」という意味を込めてデザインされたマーク。

デザインされたtamakoさんのお話に涙ぐんでしまいましたが、とにかく旗を立てて、みんなの声を集めていくことが大事。と思っています。

 

 

 

 

 


 

「ママスクエア」社長の藤代さん(写真の左から2番目)が、こういうママ支援事業を行っていく中で、シングルママたちの苦境に触れ、さらに、シングルママを雇いたいという企業が多数あることも知り、これをうまく繋ぐシステムがあれば、ということで今回の団体設立に至った、というお話をされていました。

 

シングルママたちのお困りごと①調停など。優秀な弁護士確保、②住宅問題、③仕事、の3つをサポートできるよう、ママたちの負担なしで、協賛企業の出資だけで、運営団体を回していこう、という趣旨で、始められるものです。

 

協賛企業には、忙しいシングルママにうってつけの保険会社「ライフネット生命」だったり、シングルママの仕事探しのお手伝いをする「リクルート」だったり、何かしらウィンウィン、になる企業が参加してくれる予定です。

 

私もシングルママたちからのご相談は本当にたくさん受けるのですが、今のシングルママたちの苦境は、社会構造的な問題なので、どうしても支援が「福祉」という形を取ってしまうため、行政の補助が必要になり、政治を動かさないとどうにもならないなあ、という状況でした。

 

そのためには、当事者たちの声を集めて、政治を動かす力にしないといけないのですが、みんな、急激に変化した生活に対応するのでいっぱいいっぱいだし、訴訟を抱えたり、精神的に追い詰められたり、急に働かないといけなくなったり、と、情報共有のために集まる余裕もない。。。

 

当事者で会を作ろうと思っても、しっかりした運営母体がないと回らないなあ、と思ってました。

 

今回、こういう形で支援団体の運営を回していくのか!と、本当に目からウロコの思いでした。

 

そして、すでに、想像以上の反響があって、「私もシングルで本当に苦労したから、なんでもいいからお手伝いしたい」とか「シングルの母に育てられて、母の苦労を見てきたから、ボランティアでいいからそういうお母さんたちを支援させて欲しい」とか、たくさんの方々が、「旗」の下に集まってきてくれていて、これで日本が変わるといいなーと、密かに期待を寄せています。

 

「ママユナイテッド」のHPはこちら。

➡︎ 

https://mamaunited.or.jp

 

 

龍円愛梨ちゃんのブログにも、掲載していただきました〜!

➡︎ 

http://ameblo.jp/airi-ryuen/entry-12269221349.html

 

 

 

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前回の記事にも書いたのですが、「シングルマザー支援」のメニューについて、たくさんのママたちからお問い合わせをいただくのですが、収入によって受けられる支援が違ったり、港区の支援だけでなく、東京都や国のものもあったり、と、結構バラバラしていて、毎回、調べるのが大変で。。

 

「一冊でわかるような本にまとめてー!」とお願いしていたら、港区で素晴らしい本を作ってくれましたラブラブ

 

 

右のほうです。

 

港区独自の施策で「ひとり親家庭ホームヘルプサービス事業」というのもあって、先日、お会いしたシングルママが「あの港区の施策のおかげで、生きてこられた」とおっしゃってました。

 

住宅は、都営住宅に「ひとり親優先枠」があって、区で提供している住宅にも〜と、議会などで訴えているのですが、ニーズがあまり把握されていないようで。。

トークショーの中では、シングルママたちが一様に「住宅に困った!」と話していて、やっぱりそうだよなあ、行政に現場の声が届いていないなあ。。と感じたのでした。

 

その他、水道料金や医療費、公共交通機関の減免などなど、いろいろな支援メニューがありますので、ぜひご活用ください!

 

相談窓口は、港区役所の「子ども家庭課」になりますが、この本は、各総合支所でももらえます!

 

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それから、翌日は、先日、このブログでも告知させていただいた NPO法人ファザリング・ジャパンの安藤哲也代表たちによる「パパ’s 絵本プロジェクト」の「絵本よみきかせライブ」@高輪区民ホールでした音譜

 

 

絵本読みきかせをパパたちがロックな感じのライブでやって、親子で心底楽しめる、ものすごい完成されたクオリティの高いライブでした!

 

「子育て、そんなに気負わなくていいからね〜」「こどもと一緒のドタバタな毎日を楽しんでね〜」というメッセージが会場全体を包んでいて、パパママたちも心がゆるっとして涙が出ちゃうような、あったかい空気に包まれていて、こういうの広がっていくといいなあ、と思いました。

 

主催は「日本エシカルファッション協会」さんで、みなさんボランティアでやってるところも、本当にあたたかい。

 

前の日は「シングルマザー」で、この日は「パパ」だったのだけど、「だれもが心から子育てを楽しめる環境をつくろう」ってところが共通だなあ、なんてことを思ってしまいました。

 

 

 

具合が悪すぎて、フラフラで本当に申し訳なかったのですが。。また、ぜひやってほしいです!!