先日、飯倉小学校跡地を視察してきました。


母校に足を踏み入れるなんて20数年ぶりという感じで。

「うわあ、なつかしい!」の連続でした。校舎そのまんまだし。

年とりましたねえ(笑)。



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わたしも、妹も弟も、母も父もその兄弟も、祖母も、
みーんな、飯倉小学校の卒業生だったのですが、
(わたしが在籍していたときに、創立120周年の記念式典
があったくらい古い学校だったのです)

平成16年3月に、児童数の激減で廃校になりました。


廃校に際しては、地元住民を巻き込んで大論争になり、

テレビでもこの問題を取り上げてたりしていました。

わたしも、当時、産経新聞の都内版記者をしていたので、

この問題についての記事を書きました。


わたしが書いた記事はこちら。→「飯倉小学校廃校問題の記事」


当時、全児童数が40人を割ってしまって、仕方ない部分も

あったのですが、やり方がちょっとひどかったです。

古い住民が多い地域で、学校は地域の宝でしたから。



いま、飯倉小学校跡地は、小学校部分の1、2階が

緊急暫定保育施設「東麻布保育室」になっています。



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東麻布保育室は、緊急暫定保育施設ですが、

5年間延長が決まって、29年3月までとなっています。


この保育室については、別で記事書きますね。


3、4階部分はといえば、こんな感じで。。。


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教育委員会の倉庫などになっていて、
ほとんど活用されていない状態です。。。

廃校になったのって平成16年で、もう10年近くたつんですけどね汗



3階部分は「地域コミュニティ機能スペース」

4階部分は「緊急暫定学童クラブ」にすることが予定されています。



幼稚園部分は、心の問題で不登校などになっている小中学生の

ための適応指導教室「つばさ教室」という施設になっています。


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つばさ教室についてはこちら。→http://www1.r3.rosenet.jp/tsubasa/


視察不可で、外からはカーテンが閉め切られていて、

どんな感じがよくわかりませんでした。

現在、小学生3人、中学生9人、あわせて12人が通っているということです。


つばさ教室は、虎の門にある旧ともえ小学校跡地のほうに

移転が予定されています。

当初25年秋の移転予定でしたが、虎の門3、4丁目地区の

地区計画の中に組み込まれ、

現在のところ、移転時期はまったく未定、ということです。

その後は、地元の意向を受けて

「地域コミュニティ機能、旧飯倉小学校メモリアルスペース、

学校資料保管庫」を整備する方向、ということになっています。




プールは、高齢者福祉施設としての整備が予定されています。

小規模多機能ホームが検討されています。


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麻布地区の老年人口(65歳以上)の人口予測は、

23年7715人、27年8498人、30年8679人と、

964人増。


全体の割合でみると、現在の年少人口が10・6%→12・2%、

老年人口が17・3%→18・9%、

生産年齢人口(15~64歳)が、72・1%→68・9%と減る見込みです。


この7年後の予測を見ても、

女性が育児しながら働ける環境を整備するというのが、

喫緊の課題だ、と思います。

経済面でも、少子高齢化対策面でも。

そのためには、育児の社会的サポートの態勢を万全のものに

しなければならないし、こどもの育ちという面でも、

乳幼児教育環境を考え直していかなければならない、と思う。

みんなで協力して、社会を支えていかなければ、

と思うのです。