初めて聞いた第一印象で、大嫌いになった女性の名前があります。


自分でも何故こんなに嫌なのかと思う程嫌いだったので、彼と出会うまで名前と辞世の句、キリシタンという事以外はどこの誰か知らずにいました。


それが『細川ガラシャ』でした


細川護煕元首相の就任だったか辞任だったかのニュースで当時聞いた辞世の句、

「散りぬべき時知りてこそ世の中の

  花も花なれ 人も人なれ」

(散るべき時を知っているからこそ花は美しい。

自分もそうありたい。)

は、古文もよく分からないのに

「辞世の句の意味が違う」

と感じたのですが、その事がガラシャへの嫌悪感に一層拍車をかけました。



ところが彼と出会った当初、一緒に出かける時に長岡京を通りかかると嬉しそうに

「ほら、ここがあの細川ガラシャで有名な所だよ。」

と言うのです。


「嫌な名前きた!!

『あの』って言われても誰それ!」

と思いながらも

「そうなんですね。」

と、それ以上踏み込まずにいました。


そのちょうど一年前に別の知人と

「細川ガラシャがテレビに出てましたね。」

「誰それ?」

「知らないんですか?」

という会話をしたのを思い出し

「何故皆そんなに知っていて当然のように言うんだろう。」

と嫌な気分になりました。


そう思いながらも長岡京を通るたび、彼が「細川ガラシャの〜」というので、3回目に長岡京を通る時に意を決して

「細川ガラシャって誰ですか?」

と聞いてみました。


「知らないの?

明智光秀の娘だよ。」


すっかり記憶から消えてだけど、一年前のやり取りでも全く同じ事を言われてました…

「知らないんですか?

明智光秀の娘ですよ。」

と。


そして次に名前を聞いた時には身体が震え始めました。

何故か分からないけど、全身が小刻みに震えるのです。

5回目には身体の震えを両腕で抑えないといけない程でした。


宮津の飛龍に驚いたのもこの頃だったと思います。



「何かおかしい!

この無意識に避ける感じ、強い拒絶感。

これはミッドウェイと同じだ!」

何か過去世に関係があるに違いない。

そう思って初めて細川ガラシャについて調べようと思い、意を決して細川ガラシャに関するWikipediaを読みました。




嫌な予感は的中してしまい、Wikipediaを読みながら脳裏には様々な情景が駆け巡りました。






ここまで読んでくださりありがとうございました。

近日中に続きを書きます。