AIJ投資顧問の年金基金運用が破たんしたことが大々的に報道されています。


年金基金は、厚生年金の上乗せ分として、厚生年金基金が厚生年金保険料の一部を基金として運用することで、その運用利益が厚生年金に上乗せされる制度だったと思います。


私が就職した時期は、バブルが崩壊してましたので、年金基金による恩恵は受けていませんが、景気の良い時期は、年金基金の運用余剰金の配当で、基金加入企業はかなりのお金をもらったようです。


また、基金運用益で箱モノを建てたりした基金もありました。


私が就職してからは、逆転して基金運用が危機的状況となり、確定給付型の基金ですから、設定利率(当時は5.5%だったと思います)が確保できず、運用ショートが当たり前となり、設定利率を引き下げられ(引き下げに対する説明会がありました。応じなければ脱退しかありませんし)、確定給付では基金がもたないので、401kの導入などいろいろと基金の生き残り策を押し付けてきてました。


本当は、基金なんて辞めたいのですが、今基金を脱退すると、設定利率と運用利率の差額分を支払ってから脱退する(つまり、掛けたお金は返ってこず、不足分を支払って脱退する)ことになりますので、基金の恩恵を全く受けていない会社としては、アホらしくて辞めるに辞められない状態です。


一番いいのは、一度会社を解散して、社員全員に退職年金を一時金として基金からもらい、その後組織を再結成することなのですが、基金のためのそんなことはできませんので、会社としては、401kと中退協の別の企業年金制度を構築し、基金は最小限にとどめるようにしてあります。


問題の先送りですから、ある程度の時期を見てケリをつける必要がありますので、タイミングを見てます。


年金問題全般がそうですが、調子の良い時期と悪い時期は必ずあるのだから、年金のような長期的な運用が必要なものについては、余剰が出たから使ってしまえでは無く、運用悪化のリスクヘッジのための施策を考えていなければならないはずなのに、それが出来ていない。


結果論だと言われるかもしれませんが、原発の問題もそうですが、好調無事な状態が永続的に続くという前提で物事を決定し運用していることが多すぎます。問題が起きる前に手を打つというリスクマネジメントの思想が海外では当たり前になっていますが、国内ではまだ甘いようです。


そういううちの会社もリスク管理の甘さは、人のことは言えません。成り行きに任せた会社運営になっているように思います。将来展望と発生リスクについては、検討が甘く、組織一丸となって体制を考える状態になっていません。


田舎の零細企業として、地域の方々に職場を提供し、地域に貢献しなければならないのですが、それを維持発展させるには覚悟が不十分です。


現状打破し、将来に向けて一歩一歩着実に成長発展できるようにがんばります。


PS.

401kの運用はなんとかなりませんかねぇ。手数料ばかり会社が支払って社員さんの運用成績は微々たるものです。運営会社だけ儲からせても仕方がないんですけどねぇ。