「”もう無理”って言われた瞬間、あぁ終わったなと思った。」
その一言で、全部が終わった気がした。
子どもが生まれて数ヶ月、気づけば妻とは何もしていなかった。
久しぶりに触れたいと思って、軽く声をかけた。
返ってきたのは、「そういうの、もう無理」という言葉だった。
久しぶりに拒絶されたとき、正直よく分からなかった。
疲れてるのかな、育児が大変なんだろうなって思った。
ネットで調べてみたら、どこをみても同じことが書いてあった。
「ホルモンバランスだから仕方ない」って書いてあった。
じゃあ、自分がもっと頑張ればいいのかもしれない。
育児を増やして、妻の時間を作ってあげればいいのかもしれない。
そうすれば、また前みたいに戻れる気がしていた。
でも、違った。
何も変わらなかった。
むしろ、「しつこい」とか「無理」とか、
そういう言葉が増えていった。
なんでだ?
何が違うんだ?
そんな戸惑いを感じながら、同じことを繰り返していた。
気づいたら、
「妻を好きでいる方がつらい」と思うようになっていた。
何度か同じようなやり取りが続いたあと、
一度だけ、少し強く気持ちを伝えたことがあった。
「なんで受け入れてくれないの?」
「こんなに好きなのに」
妻から返ってきたのは、
「もう男として見れない」
「生理的に無理」
「そんなにしたいなら外でしてくれば?」
突き放された、というより、
切り捨てられた感じがした。
その日は、顔を見ることもできなかった。
泣きそうなのをこらえて、
自分の部屋に戻った。
その頃から、日中の言葉もきつくなっていった。
「こんな簡単なことなんでできないの?」
「もっとちゃんと育児をやってよ」
自分なりにやっているつもりだったけど、
うまくいかなかった。
正直、しんどかった。
だから思った。
「妻を好きでいるのをやめた方が楽なんじゃないか」
そうすれば、
この苦しさは少し減る気がした。
今思えば、
ちゃんと悩むべきだったんだと思う。
今何が起きているのかと?
でも、その時はそこまで余裕がなかった。
苦しかったから、
一番つらい問題から目を逸らした。
一般的にセックスレスは、
正当な理由なく一定期間関係がない状態を指す。
でも、自分にとって問題だったのは、その定義じゃなかった。
「拒絶されること」そのものだった。
あらためまして。
結婚10年目、アラフォーの男性です。
今回からセックスレスに関するブログを12 話に分けてお伝えします。
次回②は2日後 22時に投稿します