50年前 、腎臓病で3ヶ月入院した。
溶連菌感染後の後遺症としての腎臓病だった。
当時住んでいた街に小児科医は2人しかいなかった。
医者は喉の細菌培養もせず、ただの疲れだと言って
風邪だと診断したのだ。

医学部の小児科の授業で、咽頭の感染の後の腎臓病の後遺症は
当たり前の常識レベルの事実であることを知り、腹立たしかった。
この医者は何にも勉強していなかったのだと初めて知った。

30年後にゴルフ練習場で遭遇したことがあったが
あまりに老化している姿を見て文句を言う気分にもなれなかった。
これを半面教師として、私の患者さんにはこんな経験は
してほしくないと思い仕事をしている。