音読ってさ。 | 本の世界へようこそ ふらりと立ち寄りたい ひがっちの小さな本屋さん 比嘉教子


 小学校の国語の宿題で、

こんな定番の宿題があります。
 

「音読」


 声に出して読むことです。

だいたい、読むものはの教科書や

副教材だったりします。

 この宿題には、「音読カード」というカードがついてきます。

保護者の方に、聞いてもらい、チェックをしていただくカードです。


 音読カードには、読んだ回数、読む速さ、感情が込められていたか、つっかえないで読めたか、などなど、いくつかのチェック項目があり、

保護者の方は、それらをチェックしながら聞くことになります。

なかなか、保護者の方の注意力も問われる
厳しい宿題であります。(^^)

 何回も読むことを要求されるためなのか、
子供たちは、ものすごい速さで読んだりします。
 「、」や「。」など、完全に無視。
 区切りも段落も完全に無視。
もし、お子さんの音読がそんな状態ならば

絶対に止めてください。

 かなりの確率で、お子さんは文章の内容が

わかっていません。
「文を読んで、理解する力」である

読解力をつけてあげたいのであれば、

スピードは遅くても、その文章は「何を言っているのか?」を考えながら読むように教えてあげてください。


 国語だけでなく、

読解力は、算数やその他の科目でも、

必ず役に立ちます。

「今、教科書を読んだけど、どんなことが書いてあった?」とお子さんに質問してみるのも良いかと思います。

 あとは、一行ずつお子さんと交替で読んでみるとか。


「音読」の宿題も、永遠には続きません。爆笑

お子さんと楽しい音読をしてみてください。