「ね」は「猫背」の「ね」 | 本の世界へようこそ ふらりと立ち寄りたい ひがっちの小さな本屋さん 比嘉教子

☆50音ブログ、24個目です。



「教子、また背中曲がってる!」

母の、少し怒ったような声がします。


あっ!

その瞬間だけ、ピッと背中を伸ばします。


5分くらいは体勢をキープ。

しかしながら、そのくらいしか持ちません。


おそらく、母はそんな私が歯痒かったのだと思います。


ある日、黒い布のようなゴム素材の

ベルトのような、タスキのようなものを

私に差し出してきました。



こんな感じのものです。


「背中を伸ばすのに、役に立つと思うから」

その日から毎日つけるように言われました。


つけるにはつけたけど、

正直なところ、

「こんなの効果あるの?」

「こんなのつけたくないし!」

と思っていました。


それでも、ひと月くらいはつけたでしょうか? 

いつのまにか、母が何も言わなくなったので、

つけるのをやめました。


小さい頃、左利きを直されたり、

猫背を注意されたりと、いろいろ言われました。

両親からみたら、「直しどころ満載」の子供だったのかもしれません。


しかも、長女だったから、

「しっかり育てなければ!」と

力んでいたのかもしれません。



今でも、少し猫背で、

鉛筆を持つのと、お箸を持つの以外は

普通に左手を使っていますが、

そこそこ不自由なく生きているし。


両親が気にするほど、

必死に矯正するほどのことでもなかったんじゃないかなぁと思っています。


今日は、「猫背」のお話でした。

お読みいただき、ありがとうございます。(^^)