藤井聡太が叡王戦トーナメントで敗退。
8冠返り咲きはお預けとなった。
やはり全冠制覇というのは難しいものなのだなと思う。
羽生でさえ1回きり。
たった10か月だけだった。
この事から大山名人の凄さがよく分かる。
にもかかわらず、ユーチューブでは羽生最強説がはびこり、ワシのように大山最強説を唱える者など誰もいない。
大山名人は50年以上前に、プロ棋士がAIに負けると予測していた。
もっとも、当時はAIどころかコンピュータという言葉もなく、大山名人は電気計算機と言っていた。
電子ですらない。(笑)
現代の棋士と過去の棋士の強さを比較する場合、やらなければならない前提がある。
それは、条件を同じにする事だ。
森下の弟子の増田、この二人は子弟揃って変人だが、増田は江戸時代の棋譜を見て、天野宗歩より自分のほうが強いなどとのたまっていた。
そんな事は有り得ない。
天野宗歩が現代に現れてAIを駆使したなら、藤井聡太よりも強いかもしれないのだ。
50年以上前にAIの勝利を予見した大山名人。
その強さは底が知れない。
大山名人の40年後、米長を筆頭にプロ棋士たちはコンピュータに負けるわけがないとほざいていた。
どちらが強いかなど比較するまでもない。
4冠時代から5冠時代まで、複数回・数年間の全冠制覇を達成した。
未だに誰にも成し遂げられない偉業。
見てみたいなあ。
AIで最強になった大山名人の闘う様を。