女性のプロ棋士が一人もいない理由として、よく言われるのが競技人口の違いである。
しかし、これはそれほど大きな要素ではないと思う。
現在プロ棋士は172名。
対して、女流棋士は80名。
この数字を見る限り、男女の競技人口にそれほどの差はないように思える。
また、100倍の差があったとしても、一人や二人はいるほうが自然である。
さらに、この倍率の影響力はそのルートぐらいにしかならないのではないだろうか。
かなり前の話だが、GPSクラスターはPCの台数が100倍になっても性能は10倍ぐらいにしかならない、そういう話だった。
なので、1万倍の差があっても一人や二人はいてもいい計算になる。
男の半数は駒の動かし方ぐらいは知っているとして、競技人口は3千万人。
この1万分の一で3千人。
日本における女性の将棋人口がそんなに少ないわけがない。
将棋のルールなんて幼稚園児でもすぐに覚えられるほど簡単なのだから。
ま、逆に強くなるのはとんでもなく難しいのだが。
で、結論としては、競技人口の違いの他にもっと明確な理由がある。
という事になる。