苫米地理論 | 法友(とも)へ

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宇宙という概念は、トップを「空(くう)」ボトムを「矛盾」とする包摂半順序束である。 

 

絶賛している人たちがいるが、修行者から見れば、「ん?」である。

 

 

トップからボトムまで全てを包含しているのが空なのだから、それをトップだけに限定するのはどういう事だ?

 

矛盾というのは人間だけに限定された事で、宇宙には矛盾はないよねえ。

 

人間以外の動物や植物は矛盾を感じているのだろうか。

 

あるいは海や山は矛盾しているのだろうか。

 

 

ヨーガにおいては3グナによって宇宙が構成されている。

 

その3グナを動かすエネルギーがプラクリティであり、それ以前に宇宙を誕生させた欲求が存在する。

 

宇宙を造り、肉体を持ち、この世界を経験したいという欲求である。

 

それは個人ではなく人類全体の欲求であり、そのために実に様々なパターンの人生を作り出す。

 

この多種多様な経験を求めるために矛盾を作り出す必要があるのだ。

 

 

で、修行者としての結論は、

 

人類の認識として、

宇宙という概念は、トップを「欲求」ボトムを「矛盾」とする包摂半順序束である。

 

となる。

 

だけど、まあ、これは入門者にとっての基礎知識なんだけどね。(笑)