地下鉄サリン事件当時佐伯は無名の存在であり、上祐、村井、新実、早川といった連中が活躍していたため一般人には理解ができないと思うが、坂本弁護士事件当時は佐伯が一番ステージが上である。
弟子の中では2番目の成就者なのだから当然の事だ。
しかし、その後佐伯は破門され信徒以下の扱いとなり、影響力は皆無となる。
で、当時最もステージが高かった佐伯がリーダーとなり麻原と連絡を取り合っていた。
佐伯が麻原と電話で話をしたとき、麻原が坂本弁護士の部屋に入れと指示をした。
佐伯が鍵がかかっているんだから入れませんよ言うと、麻原は「おかしいな、開いているはずなんだがな。」と答えた。
佐伯が確かめに行くと本当に開いていたので中に入った。
この時、鍵が開いていなければ、あの事件は起こっていないのだ。
おかしな事がいくつもある事に気が付くだろう。
坂本弁護士は部屋の鍵をかけていたはずである。
なのに鍵は開いていた。
いったい誰が鍵を開けてチェーンまで外したのだろうか?
それにそもそも、オウムの計画では帰りの道中で坂本弁護士を拉致する予定であったのだ。
拉致するのだから部屋の鍵がどうこうというのはオウムには全く関係のない話である。
急遽予定変更になった、その短時間のうちに誰かが鍵を開けた。
昼間は人目に付くから深夜になってから、オウムの連中が侵入するというか佐伯が麻原と電話するまでのそのわずかな時間に。
いったいどういう事なのだろうか?
さっぱり分からない。
まあ、一つ考えられるのは、麻原が神通力で鍵を開けたというものである。(笑)
さあ、思考停止せずに答えを見つけ出してみろ!