京都には名だたる漬け物がいくつか存在する。
すぐきは好みが分かれるところだが、一般受けするのは冬の千枚漬け、そして、夏のしば漬けだろうと思う。
「あ~、しば漬け食べたい。」
の、あのしば漬けである。
しばとは紫葉、赤紫蘇の事。
基本はナスと赤紫蘇、そして塩だけ。
後は乳酸菌や酵母といった天然のバクテリアだけで発酵、熟成させる。
何も足さない、人間は余計な手を加えない。
1200年以上も変わらない作り方。
実に素晴らしい・
個人的には先に新ショウガの細切りを加えて、ナスだけで発酵させたい。
十分に発酵したら、そこへ予め仕込んでおいた赤紫蘇の梅酢漬けを混ぜ合わせる。
発酵した旨味と、梅酢の爽やかさと色鮮やかさが絶妙のバランスとなる。
しかも、それだけではない。
シヴァ漬けだなんて、なんという高貴な名前。(笑)
なんて素晴らしいんだ!
なんて素晴らしいんだ!